大会実行委員長の“鉄人”小橋建太氏が「D王GP」をぶった斬り「Aブロックは吉村の成長に期待、Bブロックで一番実力あるのは火野」【DDT】

出場選手と小橋氏

「樋口君は1戦1戦タイトルマッチの気持ちで。それがチャンピオンとしての責任」

――樋口選手は初めてKO-D無差別級王者として「D王」に出ます。小橋さんの経験を踏まえ、ここは責任感を持ってやらないといけないですか?
「1戦1戦タイトルマッチの気持ちで戦ってほしい。チャンピオンはベルト巻いてる以上、普通のタッグ、6人タッグでも責任があるわけで。どんな試合でもチャンピオンとしての威厳がないとダメ。特にシングルのリーグ戦では、そういう思いで1戦1戦やっていかないといけない。それがチャンピオンとしての責任」

――ここ数カ月で樋口選手が一気に駆け上がったわけですが、彼の変化を感じるところはありますか?
「減量したり、増量したり、試行錯誤しながらやってたんじゃないかと思いますけど、いい意味で試合に生きてきた。体の見た目が変わってきてるし、そういう前向きな思いが試合に出て、いい形で影響してきてるんじゃないですか」

――樋口選手はファンの頃、田上(明)さんにあこがれていたらしいです。田上&スタン・ハンセン組が好きなタッグチームだったそうなんですが…。
「そうなの? だったら俺の敵じゃないですか! 1999年の『世界最強タッグ決定リーグ戦』で、俺がハンセンに表彰式で盾で殴られたとき、樋口君は喜んでたのかもしれない。じゃあ、樋口君はアウトだよ! それはもう放送席で言うしかない(笑)」

「ベストを尽くした試合を地方のファンにも届けるのが大事」

――「D王」全体に関して、どういう思いがありますか?
「熱い試合を後楽園だけじゃなくて、地方のファンにも届けていく。ベストを尽くした試合を届けるのが大事です。『WRESTLE UNIVERSE』で見てくれる人もいますけど、たまにしか行かない地方でも、観戦に来てくれるファンのみんなに生でいい試合を見せてほしい。リーグ戦で“自分たちがDDTの中心なんだ”という思いを見せてほしい。それが出場選手の責任感だと思います」

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