フィギュアスケート『魂』【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:西村尚己(2022年10月28日~30日 西日本フィギュアスケート選手権大会・西日本フィギュアスケートジュニア選手権大会)
10月下旬、京都市内で開催された西日本フィギュアスケート選手権大会。
西日本の各ブロック大会を勝ち抜いた選手らが集い、全日本選手権(12月)や全日本ジュニア選手権(11月)への出場権をかけた熱い戦いが繰り広げられた。
本大会のオフィシャル撮影を担当した私の役割は、すべてのスケーターたちの演技を記録すること。
欲を言えば、演技に宿るスケーターたちの“魂”を写し撮りたい。
それはとても困難な作業であるが、だからこそ挑みたくなる。
スケーターたちのまだ見ぬ一瞬を求め、私も精魂込めてシャッターを切り続けた。
■カメラマンプロフィル
撮影:西村尚己
1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも、どうしてもプロの世界で挑
戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか
★インスタグラム★
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。
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