直前の契約体重変更に弥益は「平本選手がどんな形で70kgを作ってくるのか。それ次第」と冷静に分析【RIZIN LANDMARK】

70kg問題について持論を語る弥益

 ここ最近、RIZINでは“ブラックパンサー”ベイノアとは73kgで、萩原京平とは66kgで戦っており、そことの比較では「73kgについては無理やり食って、73kgで決まったときに自分の体重が71kgとか。だからもうとにかく食べた。正直あれも急に決まったので、試合に向けての練習もそこまでできていなかったというのもあって、単純比較はできないですけど、萩原戦のときの66kgは試合がしっかり決まって、しっかり練習もしてという状態だったので、コンディションはよかった」などと、弥益にとってはベストパフォーマンスを出せるのはやはり66kg。ただ簡単にマイナスになるかといえば「それは相対的な話」と判断しているよう。また「平本選手の70kgがどういう70kgなのかによる。しっかり水を抜いて70なら戻りもでかいと思う。ただそうするとやっぱり体格差、重さの違いで自分は一気に不利になりますし、東京ドームの再来みたいなことが起こりかねないので、そこはやっぱり彼がどういう形で70kgを作ってくるかによると思います」とリカバリー後の体重については警戒した。

 もともとキャリア的に弥益にとってはリスクの大きい試合とみられたところにさらにもう一つリスクが乗った形になったことについては「なんかこう、自分がRIZIN出させていただいてやっている試合は、すんなりいかないというか、急だったり体重が違ったりといった余白がある。それはいいことでもあると思いますし悪いことでもある。ただそういう余白があるということは人が語れる余裕というか余地があると考えたら、まあいろんな人がいろいろ議論できるというか、語りあえるスペースが増えているんじゃないかなと思いますので。もちろん、競技者としては“なんだろこれ”という気持ちもあるんですけど、ただ、人に見てもらうことをしている、ということを考えたら、それの余白は決して悪いだけとは言えないかなと」と俯瞰した視点。