樋口和貞が火野裕士とのチョップ応酬の壮絶肉弾戦で「D王」公式戦ドロー。「チャンピオンとして悔しい。火野を追いかける」【DDT】

クリスはハウス・ピアノ・デスでKANONに勝利

 また、今大会でのBブロック公式戦ではクリス・ブルックスとKANONが対戦。開始早々、場外でのイスチャンバラで乱戦模様。クリスは雪崩式ダブルアーム・スープレックス、顔面へのドロップキック、ダイビング・フットスタンプとつなぐもカウントは2。KANONもコブラツイストで反撃にいくも、クリスがグラウンドに持ち込むとハウス・ピアノ・デス(足取り式変型オクトパス・ストレッチ)で絞り上げてギブアップを奪った。クリスは公式戦初勝利(1勝1敗)で勝ち点2とし、一方のKANONは1勝3敗となり脱落が決まった。

 クリスは「俺は昼の試合がなくて、その分アドバンテージがあったかもしれない。KANONは昼の大会で長い試合をしたから、ベストパフォーマンスではなかったかも。アイツは余計なことをたくさんする。そういうことをしなければ、もっと上にいけるレスラーだと思う。次(11・12大阪)はナヤ(納谷幸男)か。アイツは脳みそ空っぽだから、変なことは仕掛けてこないだろうけど、最近強いのは確か。優勝します」とコメント。

 KANONは「D王、敗退。アイツのせいだ。バカ外国人。覚えとけ。ぶっ殺してやる!」と激怒し、持っていた飲み物の缶を床にたたきつけると、泣き出して「佐々木(大輔)さんと決勝いくって約束したのに。こんなふがいない結果になって、恥ずかしく思う」と話した。かと思ったら、平静に戻り「(11・13)京都で納谷をぶっ殺して、アイツのD王も終わらせる」と吐き捨てた。

 なお、11月27日の東京・JR大森駅東口前広場大会で、力が保持する世界大森級王座に地元大田区出身の高尾蒼馬が挑戦することが決まった。2018年10月14日の大森大会で行われた同王座次期挑戦者決定バトルロイヤルを制した高梨将弘が海外遠征のため挑戦できないことから、代替選手として高梨が高尾を指名した。

DDTプロレス「D王 GRAND PRIX 2022 in Yokohama【DAY2】」(11月5日、神奈川・横浜ラジアントホール)
◆オープニングマッチ ハリマオvsDAMNATION T.A! 30分一本勝負
吉村直巳&●石田有輝(9分10秒、片エビ固め)佐々木大輔&MJポー○
※デスバレーボム

◆第二試合 坂口征夫プロデュースマッチ~2vs3ハンディキャップマッチ 30分一本勝負
○ポコたん&伊橋剛太(9分59秒、体固め)赤井沙希&岡谷英樹&平田一喜●
※ダイビング・ボディプレス

◆第三試合 Bブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
○クリス・ブルックス〈1勝1敗2点〉(11分30秒、ハウス・ピアノ・デス)KANON●〈1勝3敗2点〉

◆第四試合 Aブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
●遠藤哲哉〈1勝1敗1分3点〉(13分47秒、首固め)ジョーイ・ジャネラ○〈2勝1敗4点〉

◆第五試合 30分一本勝負
秋山準&HARASHIMA&高尾蒼馬&○納谷幸男(11分18秒、エビ固め)MAO&勝俣瞬馬&小嶋斗偉&正田壮史●
※チョークスラム

◆セミファイナル Aブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
○上野勇希〈2勝1敗2点〉(12分29秒、片エビ固め)RSP●〈2勝1敗4点〉
※ローリング・ギロチン式エースクラッシャー

◆メインイベント Bブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
△樋口和貞〈1勝1分3点〉(時間切れ引き分け)火野裕士△〈2勝1分5点〉
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