信長公・木村拓哉 岐阜で「出陣じゃ!」伊藤英明は「木村先輩ならやってくれると思っていました」

 

「ぎふ信長まつり」が6日、岐阜県岐阜市にて行われ、映画『レジェンド&バタフライ』(2023年1月27日公開)で織田信長を演じる木村拓哉らが信長公騎馬武者行列に参加した。

『レジェンド&バタフライ』は、信長役に木村拓哉、濃姫役に綾瀬はるかを迎え、脚本・古沢良太、監督・大友啓史のタッグで信長と濃姫の知られざる物語を描く、東映70周年記念の超大作。

 新型コロナウィルス感染拡大の影響もあり、3年ぶりの開催となった「岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり~」。織田信長役・木村と、濃姫の侍従・福富平太郎貞家役の伊藤英明が、それぞれ撮影時に着用した衣装に身を包み、信長公騎馬武者行列に参加した。

「皆のもの、出陣じゃ!」と声をあげ、岐阜市の中高生や東映京都撮影所の俳優ら総勢83名による大行列を率いる木村の凛々しい武将姿に、沿道からも「信長さま!」の掛け声が次々とあがり、祭りは大いに盛り上がった。

 騎馬武者行列を終えた木村は「無事にパレードを終えることができて、本当に良かったなと思っています。そしてすごく感謝しています」と充実の表情。岐阜出身の伊藤は「沿道にいらっしゃった方々の喜ぶ顔を見て、本当にこのイベントを開催できて良かったと思います。まさか現場のセットの片隅で木村先輩と話していることが現実となって…」と感無量。大友啓史監督も「この映画の撮るにあたって最初に岐阜城や信長ゆかりの地を訪ね、まず岐阜の魂を感じることから映画作りを始めました」と同地への思いを語った。

 実はイベント前日の5日に岐阜の街を歩いたという木村と伊藤。伊藤が「夜の岐阜城にロープウェイで登り360度パノラマの景色を見たのですが、2人とも一足先に完成した映画を見ていたので、とても感動しました。横を見ると先輩がもっと感動していて…」と明かすと、木村も「きっと当時は、今のような街の瞬く光はなかったと思うんですけど、天守閣から見えるこの風景を信長も見ていたんだろうなと。人工的な明かりがなかった分、天守閣から見える星はきれいだったんだろうなという想像に浸っていたら、彼にも濃姫にも、もう少しだけ、2人の時間を持ってもらいたかったなという思いが湧いてきて、すごく感傷的になってしまいました」と信長と濃姫に思いをはせた。

 岐阜市の柴橋市長から「希望と力をお2人が私たちの町に持ってきてくださいました」と感謝されると、伊藤は「木村先輩ならやってくれると思っていました。(お祭り出演が)決まる前、木村先輩以外の関係者さんは無理だと思っていたらしいです(笑)。その提案を面白いと思ってくれたのが木村先輩」と木村をたたえ、木村は「これまでにたくさんのニュースで今回のお祭りを取り上げていただいて、ただのお祭りだけではない、人の熱意の伝わり方をしているなと本当に感謝しています。あの時ヒデ(伊藤)がパスを出してくれなかったらこういうことになってなかったので伊藤英明ありがとう!という気持ちです」と感謝していた。

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