区制90周年の豊島区で「SDGsフェスティバル」子どもと大人 “オールとしま” で持続発展都市へ
千川中学校の防災ジュニアスタッフらが「D級ポンプ」を使った消火訓練を実演
“森の中の学校” をテーマに改築された池袋第一小学校は、区内小学校初の5階建てで約2800本の木に囲まれた新校舎と、それにまつわる活動を寸劇に仕立てて披露。卒業生、在校生、「森の中の学校ネットワーククラブ」メンバーらの視点を交え、「いのちの森」記念植樹や「笑顔の花プロジェクト」など、今後も含めた活動内容を分かりやすく伝えた。
豊成小学校は、豊島区に本社を持つ良品計画の「プラゴミ削減」「いつものもしも」「フードロス」の取り組みを学び、授業前後の意識の変化について発表。6年生は集大成として「無印キッズプロジェクト」を立ち上げ、食品部・生活用品部・文房具部・防災部・宣伝部に分かれ、同社の協力を得ながら各部のアイデアを実現するべく活動しているという。
最後に千登世橋中学校、千川中学校それぞれの中学校で組織する「D級ポンプ消火隊」防災ジュニアスタッフの活動を紹介。両校では生徒たちが消火訓練やAEDでの心肺蘇生法といった訓練を進め、地域と連携した防災活動を行っている。前半は千登世橋中学校の取り組みをスライドで、後半は千川中学校の防災ジュニアスタッフが「D級ポンプ」を使った消火訓練の様子を実演した。防災ジュニアスタッフの活動をきっかけに、地域の消防団に入団した千川中学校の卒業生も登壇。地域防災の担い手の育成につながる活動報告に会場から大きな拍手が送られた。