遠藤哲哉が「D王」公式戦でRSPを破りAブロック単独トップに浮上。上野勇希は“同期生”吉村直巳にまたも敗れ足踏み【DDT】
また、今大会を迎えた時点で、ジョーイ・ジャネラ、RSPと並んで首位に並んでいた上野勇希は同期の吉村と対戦。上野が雪崩式フランケンシュタイナー、フロッグスプラッシュ、ブリザード・スープレックスで攻め込めば、吉村もチョークスラム、払腰、ラリアットで反撃。一進一退の攻防が続くなか、20分過ぎ、上野が飛びつき式フランケンシュタイナー、ハーフネルソン・スープレックスで猛攻も吉村は返した。上野は新技のローリング・ギロチン式エースクラッシャーを狙うも、阻止した吉村はパワーボム、ラリアットからOsaka Pride2連発でフォールを奪い、熱戦に終止符を打った。これで吉村は「D王」初勝利を挙げ、1勝2敗(勝ち点2)でかろうじて踏みとどまった。上野は吉村からのシングル初勝利をまたしても逃した。
吉村は「やっと1勝。今回も俺の勝ちや。いつも苦しい、しんどい。いつ負けるか分かれへん。一番怖い相手で一番怖い試合かもしれない。けど、今のところシングルでは負けなし。D王、まだ生き残ってる、明日の佐々木大輔、(11・18)後楽園の遠藤さん、この2つ勝てば、決勝に行く目は残ってる。泥臭くても汚くてもカッコ悪くても俺は勝ちをつかみにいきますよ」といちるの望みにかけていた。
かたや、上野は「大阪で吉村とメインで、出し切るぐらいの試合をして。負けて、悔しくないわけがない。吉村になかなか勝てない。体のサイズも違って、年だけ一緒で、同じくらいプロレスやってて、それでも勝てない。悔しい。次(11・18後楽園)は佐々木さん、どうにかして勝って、優勝という目標は変わらない。僕がDDTを背負う気持ちは一番強いから。どんなことしても、佐々木さんに絶対勝ってD王優勝します」と前を向いた。