「D王」Bブロックは樋口と火野が同点首位で納谷が追走。Aブロックは遠藤、佐々木がトップタイも大混戦【DDT】

佐々木が徹底した足攻めで吉村に勝利

 また、この日、Aブロックでは佐々木大輔が吉村直巳と激突。佐々木はイス攻撃などで徹底して足を攻め、レフェリーの視界をそらすと、セコンドのMJポーが介入。吉村は雪崩式ブレーンバスター、ラリアット、バックドロップで反撃するも、佐々木がペディグリーから佐々木式ウラカンラナで丸め込んで電撃フォールを奪取。1勝3敗となった吉村は無念の脱落となった。

 佐々木は「おいナオミキングダム(吉村)! テメエが俺に勝てるワケねぇだろ。ペディグリー食らったとき泣いてたからな。ペディグリー食らったときのトラウマを一生忘れられねぇんだよ。つまりアイツは俺に一生勝てない。次は上野、アイツだけは絶対許さねぇ。また血まみれにして引きずり下ろして、俺がD王ちょっくら優勝してやる!」と優勝宣言。決勝進出の目が消滅した吉村は「結局何も変わってない。最後、後楽園で遠藤さん。佐々木大輔に負けたのが悔しいし、負けた自分にも腹立つ。まだ1試合残ってるんで、最後絶対勝ちます」と肩を落としながらも、残り試合での必勝を期していた。

 開幕ダッシュに失敗して一時は崖っぷちに追い込まれた佐々木だが、2勝1敗1分けで勝ち点5として、気がつけば、遠藤と並んでトップタイに並んだ。ただ、上野勇希、ジョーイ・ジャネラ、RSP(リッキー・シェイン・ペイジ)の3人が勝ち点4で続いており、Aブロックは大混戦の様相に。11・18後楽園では遠藤vs吉村、佐々木vs上野、ジャネラvs RSPが組まれており、上位5人に決勝進出の可能性が残っている。

DDTプロレス「D王 GRAND PRIX 2022 in Kyoto」(11月13日、京都・KBSホール)
◆オープニングマッチ 30分一本勝負
ジョーイ・ジャネラ&大石真翔&●須見和馬(4分59秒、チキンウイング・アームロック)RSP&岡田佑介&高鹿佑也○

◆第二試合 フェロモンズvsDISASTER BOX! 30分一本勝負
●飯野“セクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ(9分32秒、反則勝ち)大鷲透&平田一喜○
※レフェリー暴行

◆第三試合 Bブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
○納谷幸男〈3勝1敗6点〉(8分21秒、エビ固め)KANON●〈1勝4敗2点〉
※バックドロップ

◆第四試合 Bブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
○火野裕士〈3勝1分7点〉(10分15秒、体固め)MAO●〈1勝4敗2点〉
※Fuckin’BOMB

◆第五試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
遠藤哲哉&○土井成樹&彰人(12分26秒、エビ固め)岡谷英樹&石田有輝●&正田壮史
※バカタレ・スライディングキック

◆第六試合 Aブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
○佐々木大輔〈2勝1敗1分5点〉(9分10秒、佐々木式ウラカンラナ)吉村直巳●〈1勝3敗2点〉

◆セミファイナル Bブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
○樋口和貞〈3勝1分7点〉(14分12秒、体固め)クリス・ブルックス●〈1勝3敗2点〉
※頭突き

◆メインイベント 赤井沙希プロデュースマッチ 30分一本勝負
赤井沙希&○坂口征夫&HARASHIMA(16分18秒、片エビ固め)アジャコング&上野勇希&勝俣瞬馬●
※神の右膝。勝俣がアイアンマンヘビーメタル級王座防衛に失敗、坂口が第1555代王者となる。

◆アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
〈王者〉●坂口征夫(19時59分、横入り式エビ固め)赤井沙希○〈挑戦者〉
※坂口が防衛に失敗、赤井が第1556代王者となる。
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