上野勇希が遺恨深き佐々木大輔を制し、大混戦の「D王」Aブロックを突破。「納谷がでかかろうが、俺が負ける理由はない。優勝するのは俺」【DDT】

決勝で対戦する納谷(左)と上野

 Bブロックで納谷幸男がKO-D無差別級王者・樋口和貞を破って、優勝決定戦進出を決めたシーンを見届けると、リングインして「まさか樋口さんに勝って上がってくるのが納谷ちゃんとは思わなかった。すごいよ、大きいし。でもDDT背負うのは俺やから。でかかろうが、俺が負ける理由はない。優勝するのは俺やから」と納谷を前に優勝宣言していた。

 一方、勝ち点1の差で優勝決定戦進出を逃した佐々木は「完璧な3カウントじゃねぇか。上野、絶対このままじゃすまさねぇ。佐々木大輔の2022年は終わった。ダムネーションT.Aの2022年も終わりだ。来年、上半期はもう終わってる。来年の下半期から俺たちの反逆が始まる」と吐き捨てた。遠藤は「こういう大事な局面で取れないとトップには立てないんです。吉村がどれだけ成長してるかって言ってましたけど、成長してないのは俺でした。アイツは確実に強くなってるし、DDTのトップに立てる人間。結果がすべてなんで、認めるしかない」と肩を落とした。

 また、試合後のバックステージで、ジャネラが「DDTにこの大会にエントリーするなら“アキヤマ(秋山準)と同じブロックに入れろ!”と要求してたんだ。俺のリーグ戦が終わってしまった以上、次はアキヤマだ。今、俺の元所属先のAEWにいるみたいだな。しっかりカネを稼いで帰って来て、俺と対戦しろ」と再度、秋山戦を要求。これを受けて同団体では12・4後楽園での王者・ジャネラvs挑戦者・秋山のDDT EXTREME王座戦を決めた。

DDTプロレス「D王 GRAND PRIX 2022 in Korakuen Hall」(11月18日、東京・後楽園ホール)
◆第一ダークマッチ 10分一本勝負
○岡田佑介(6分45秒、体固め)石田有輝●
※サドンデス

◆第二ダークマッチ 3vs4ハンディキャップマッチ 10分一本勝負
○飯野“セクシー”雄貴&今成“ファンタスティック”夢人&竹田“シャイニングボール”光珠(8分28秒、セクシーロックアップ)彰人&高梨将弘&アントーニオ本多●&ゴージャス松野

◆オープニングマッチ 30分一本勝負
藤田ミノル&MJポー&○KANON(5分57秒、片エビ固め)坂口征夫&岡谷英樹&高鹿佑也●
※スリーピー・ホロウ

◆第二試合 スペシャル8人タッグマッチ~ノータッチルール 30分一本勝負
HARASHIMA&○土井成樹&大鷲透&平田一喜(11分38秒、片エビ固め)MAO&勝俣瞬馬&小嶋斗偉&正田壮史
※バカタレ・スライディングキック

◆第三試合 Aブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
▲ジョーイ・ジャネラ〈2勝2敗1両者リングアウト4点〉(11分36秒、両者リングアウト)RSP▲〈2勝2敗1両者リングアウト4点〉

◆第四試合 Aブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
●遠藤哲哉〈2勝2敗1分5点〉(7分5秒、片エビ固め)吉村直巳○〈2勝3敗4点〉
※払腰

◆第五試合 Aブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
●佐々木大輔〈2勝2敗1分5点〉(16分53秒、体固め)上野勇希○〈3勝2敗6点〉
※ローリング・ギロチン式エースクラッシャー。上野がAブロック1位通過。

◆セミファイナル Bブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
○クリス・ブルックス〈2勝3敗4点〉(12分10秒、変形サムソンクラッチ)火野裕士●〈3勝1敗1分7点〉

◆メインイベント Bブロック公式リーグ戦 30分一本勝負
●樋口和貞〈3勝1敗1分7点〉(19分5秒、エビ固め)納谷幸男○〈4勝1敗8点〉
※バックドロップ。納谷がBブロック1位通過。
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