小宮山雄飛が選ぶ地方の名店カレーが渋谷に集結!東急プラザ渋谷「ワールドカレーフェスタ」

レセプションでは「マトンカラヒ」(左下)、「スリランカチキンカレー」(右下)、「ゲーンペッ」(左上)、「レモンライス」(中央右)が少量ずつセットに

 レセプションでは、特別に前期の提供メニューを少しずつ盛り付けたプレートが登場。「ザイカ・カレーハウス」は、パキスタン人のコミュニティーがある富山県射⽔市(通称:イミズスタン)の有名店「カシミール」の元料理長ムハンマド・サキライン氏がオープンしたお店。ガチのパキスタンカレーが味わえるためにグルメ雑誌で特集が組まれるほどで、「マトンカラヒ」(マトンの炒め煮カレー)はホロホロに煮込まれたマトンとトマト、ショウガ、ニンニクのパンチが効いている。

 紅茶の輸⼊業を営む店主がランチ営業のみ、1日5組の完全予約制で本格スリランカ料理を提供する「紅茶屋さん」。アーユルヴェーダの考えをベースにしたやさしい味付けの「スリランカチキンカレー」は、サラッとしたスープカレーだけれどかなりスパイシー。付け合わせのシーニサンボール(タマネギの和え物)、ナスのモージュ(ナスの和え物)、ポールサンボール(ココナッツのふりかけ)を少しずつ混ぜながら食べるのがおすすめ。

 関西を代表するタイ料理の有名店「バーンタイ」は、タイ人のシェフがオリジナルのレシピで作るグリーンカレーが名物。「ゲーンペッ」(ココナッツミルクのレッドカレー)は、ココナッツミルクに数種のスパイス、レモングラスやコブミカンなどのハーブをブレンド。エビやナスなどの具材がゴロゴロ入り、マイルドだけれど後を引く辛さがクセになる。

 地元・渋谷発の「Lemon Rice TOKYO」は、南インドの家庭料理をベースに独自のアレンジを加えた「レモンライス」を提供。白米に押し麦、ピーナッツやマスタードシードをブレンドし、爽やかな酸味とプチプチした食感が楽しい。まずはそのまま、その後タマネギのアチャール、大根のピクルス、 パクチー、エキゾチックチリソース、チキンカレーなどと混ぜて味変できる。

 どれもボリューム満点ながらも野菜たっぷりでヘルシーなカレーばかり。デビルドポテトやライタ(ヨーグルトサラダ)、パパダン(豆のせんべい)などの副菜は追加も可能だ。地方の名店の味が集結した「もしも食堂~WORLD CURRY FESTA~」は、東急プラザ渋谷6階「もしも食堂」にて来年3月31日まで。