木彫りの熊1000頭がお出迎え!新宿に北海道を丸ごと味わうレストラン「KIBORI」オープン

6階の「UMI」は鮮魚を堪能できるメニューをショーレストラン形式で提供

 6階の「UMI」に移動すると、毎日朝採れ直送で運ばれる鮮魚の刺身や炉端焼きなどを、ライブ感のあるショーレストラン形式で提供。ドリンクは北海道森町と姉妹都市の静岡県森町の「花の舞酒造」によるオリジナル本醸造カップ「KIBORIワンカップ」をチョイス。

「KIBORIワンカップ」とイクラ・サーモン・ほたての握り

 北海道発祥の冷製サラダを蟹のほぐし身・イクラ・とびこでアレンジした「KIBORIのラーメンサラダ」、新鮮なイクラ・サーモン・ほたての握り、脂ののった〆鯖を炙って淡雪塩を振った「淡雪塩と炉端炙り〆鯖」、イクラが豪快にこぼれ落ちる「蟹とイクラの贅沢出し巻玉子焼き」など、おいしさとボリュームともに大満足のメニューが目白押し。締めの「炉端で八雲味噌焼きおにぎり」までたっぷりと堪能した。毎日変わる手書きのメニューは特におすすめとのことでお見逃しなく。

「淡雪塩と炉端炙り〆鯖」1100円(税込)

 ちなみに「木彫りの熊」は北海道八雲町が発祥。尾張徳川藩によって開拓された八雲町だが、19代目当主の徳川義親がヨーロッパ旅行で訪れたスイスの木彫りの熊を持ち帰り、農閑期の農民たちに彫らせたのがルーツだといわれている。昭和の観光ブームで北海道土産として全国に広がった木彫りの熊は、設置するのに格好の場所だったブラウン管テレビが薄型テレビに変わり、徐々に押し入れの奥に追いやられていった。

帰る際に北海道土産の定番「白い恋人」をサービス

 そんな木彫りの熊の価値を現代に復活させ、「北の家族」ブランドで培った北海道産食材とのつながりと共にアップサイクルしたのが「KIBORI」というわけだ。木彫りの熊好きもそうでない人も、北海道旅行気分が味わえる「KIBORI」にぜひ足を運んでみては?