早稲田大学がスタートアップ強化に向け「WASEDA Startup Lounge」をオープン
挨拶する田中総長
これまで同センターは有料会員のみを対象とした施設だったのだが、今回のラウンジの開設を機に、隣接する138.7平方メートルを「フリースペース」として開放。起業に関心を寄せる非会員の学生・教員らが自由に交流することを可能とした。今後、学部生はもちろん、ビジネススクール等の社会人大学院生等さまざまなバックグラウンドを持つ学生、教員、校友起業家が集い、交流する場として、早大のスタートアップエコシステムの拠点の1つとなることが期待されている。
この日、同大の田中愛治総長が「折しも岸田総理が“本年はスタートアップ元年”と宣言しているが、早稲田大学も先駆けてさまざまな取り組みを進めていきたいと考えている。特に早稲田大学はスタートアップの投資環境の充実として、ウエルインベストメント株式会社、Beyond Next Ventures 株式会社との提携に加え、本年1月の大隈重信没後100周年の記念式典で私が設立を宣言したのが早稲田大学ベンチャーズ。この早稲田大学ベンチャーズを入れた3社のベンチャーキャピタルでは私が就任した2018年9月から現在に至るまで合計で17社、約11億円の投資が行われている。これはまだ序の口。今後さらに投資が進むことを期待している」などと早大の取り組みを紹介した。
続いてこの施設を象徴するような、教員起業家の青木隆朗氏、校友起業家の青木睦子氏、学生起業家の日野真幸氏がそれぞれ自らの事業についてのピッチを行った。