トーナメント出場の壬生狼一輝が故アントニオ猪木さんの「人生のホームレス」スタイルで登場。「全部失った。今回全部かっさらう」【K-1】
故アントニオ猪木さん「人生のホームレス」スタイルで登場した壬生狼一輝(左)とサンベル・ババヤン
「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~初代バンタム級王座決定トーナメント~」(12月3日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の前日計量が12月2日、大阪市内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。
その後に行われた前日会見では「初代バンタム級王座決定トーナメント」に出場する壬生狼一輝(力道場静岡)が対戦相手がサンベル・ババヤン(アルメニア/TEAM CALVET)ということもあってか、10月1日に亡くなったアントニオ猪木さんがかつて披露した「人生のホームレス」スタイルで登場した。
壬生狼はまずは「壬生狼の常識、非常識。おい、今回、わしは減量も兼ねて静岡からヒッチハイクで2日かけてここまで来たわ。わしはホームレス、格闘ホームレスじゃ。今、全部を失ったけ。今回、トーナメントで全部かっさらう。以上です」と挨拶。壬生狼は昨年3月にKrushバンタム級王座に就いたものの、5月に行われた「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」の決勝で黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)にKO負けを喫すると、リマッチでも敗れ連敗。今年3月にはKrushのベルトも池田幸司(ReBORN経堂)に奪われるなど、まさに「すべてを失った」状態となっている。