上野勇希が納谷幸男を破り、悲願の「D王」初制覇。「KO-D無差別も持ってDDTを広めます!」【DDT】

大会実行委員長の小橋建太氏(右)と上野

 大会実行委員長の小橋建太氏は「(決勝は)いい試合でした。長くなっても、納谷君のスタミナが切れなかったし、上野君の速い動きに対応していたので、すごく成長してるなと思いました。上野君は昨年の準優勝の悔しさがあって、D王の歴史を知ってるし、だんだん開花してる。納谷君も開花してる。DDTの将来がいい感じで花開いていくんじゃないかと思います。今年は40歳未満だったんですけど、去年も今年も決勝に出たのは20代。そういう意味では、そういうふうでなくてもよかったのかなと思います。こうして若い人間が育ってることは、団体にとってすごい宝だと思うので、若い人が伸びてほしいですね。そしたらキャリアがある人間も刺激を受けて、もっと熱くなります。そうすれば面白い団体になっていくと思う。選手が一人ひとり自覚をもって、自分たちがこの団体のトップだと。自分たちの試合を見てほしいというのが伝わってきてると感じます。若い選手も団体を代表するんだという思いをもって取り組むことで責任感が個人に伝わって、それが試合に出ると思うんで。そういうものが見えたリーグ戦だったと思います。今日の決勝もそうです」と総括した。
 
 なお、12月21日に後楽園で開催される「男色ディーノ20周年書籍出版記念(予定)大会」での土井成樹vs勝俣瞬馬、樋口、石田有輝、タノムサク鳥羽組vs遠藤哲哉、秋山準、DJニラ組(DDT伝承6人タッグマッチ)が決まった。

DDTプロレス「D王 GRAND PRIX 2022 the FINAL」(12月4日、東京・後楽園ホール)
◆オープニングマッチ 30分一本勝負
○高尾蒼馬&岡谷英樹&町田光(8分36秒、エビ固め)高鹿佑也&石田有輝●&正田壮史
※ジントニック

◆第二試合 サッカーマッチ 前後半各2分
〈フェロモチア〉飯野“セクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ&今成“ファンタスティック”夢人(2-2)彰人&アントーニオ本多〈討伐JAPAN〉
※PK3-2でフェロモチアが勝利。ベスト8進出。
【試合経過】
●ディーノ(前半0分18秒、ジン・ラーベル式片エビ固め)彰人○
●ディーノ(前半1分21秒、片エビ固め)彰人○
※フリーキック
○飯野(後半0分37秒、片エビ固め)アントン●
※ケツゴェ
○飯野(後半2分54秒、片エビ固め)彰人●
※セクシーラリアット

◆第三試合 BURNINGvsThe37KAMIINA! 30分一本勝負
○遠藤哲哉&鈴木鼓太郎&岡田佑介(12分9秒、片エビ固め)MAO&勝俣瞬馬&小嶋斗偉●
※バーニングスター・プレス

◆第四試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
土井成樹&大鷲透&○平田一喜(10分25秒、奇跡を呼ぶ一発逆転首固め)HARASHIMA&坂口征夫&須見和馬●

◆第五試合 DDT EXTREME選手権試合~TLCマッチ 60分一本勝負
〈王者〉●ジョーイ・ジャネラ(11分32秒、体固め)秋山準○〈挑戦者〉
※リストクラッチ式エクスプロイダー。ジャネラが5度目の防衛に失敗、秋山が第56代王者となる。

◆セミファイナル スペシャル8人タッグマッチ 30分一本勝負
○樋口和貞&火野裕士&クリス・ブルックス&RSP(10分50秒、エビ固め)佐々木大輔&藤田ミノル&MJポー●&KANON
※ぶちかまし

◆メインイベント D王 GRAND PRIX 2022優勝決定戦 時間無制限一本勝負
○上野勇希〈Aブロック1位〉(20分32秒、片エビ固め納谷幸男●〈Bブロック1位〉
※BME。上野がD王 GRAND PRIX 2022優勝。
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