スポーツの領域【アフロスポーツ プロの瞬撮】

多種多彩なスポーツが現代にはある。スポーツとは何か。私が日常追いかけているオリンピック系のスポーツ大会は一体何なのだろう。

フィギュアスケートは、卓越した氷上を滑る技術と音楽の表現力を競う競技だ。その構成割合は50:50。他競技に比べ表現力が最高レベルであり、次点となる体操競技よりも割合がかなり高い。 タイムを競う競泳の真逆とも言える。というのがスポーツカメラマンの私目線である。
競技の特性や技術を見比べて独自さを理解することは、撮影するという業務上重要なことなのだ。
撮影時に感化されたことは何度もある。思い返せば毎回である。その感想はただ単に、すごい。

動きの迫力に一番驚きがある。
アスリートの日々の鍛錬を考えれば当たり前のリアクションになる。みな必然として、技術を発揮させる肉体の力が必要になる。
この力は自身を表現するためにも使われる。大会に向けて仕上げた体を駆使して表現をしている。

サーフィン、スキーバレエ、ブレイキン、フィギュアスケート、これらはスポーツという枠を広げた。ある時代ではスポーツという領域ではなかったものが、現代においてはスポーツとして認識されているのかもしれない。

■カメラマンプロフィル

★インスタグラム★
https://www.instagram.com/kenjiromatsuo.aflosport/

撮影：松尾憲二郎
1985年　東京生まれ
都立工芸高校デザイン科卒業
バックカントリースキーの撮影にあけくれ雪山を登ってきた。
2014年より「アフロスポーツ」に所属。現在は様々なスポーツを撮影している。
日本スポーツプレス協会 (AJPS) 会員
国際スポーツプレス協会 (AIPS) 会員

【取材歴】
2015　冬季ユニバーシアード（スペイン/グラナダ）、EAFF 東アジアカップ（中国/武漢）、柔道・世界選手権（カザフスタン/アスタナ）
2016　スキー遠征（モンゴル/アルタイ山脈）、リオデジャネイロパラリンピック
2017　冬季ユニバーシアード（カザフスタン/アルマティ）、冬季アジア大会（札幌）、夏季ユニバーシアード（台湾/台北）、フィギュアGPシリーズ（ロシア/モスクワ）
2018　冬季オリンピック(韓国/平昌)、夏季アジア大会(インドネシア/ジャカルタ)、体操・世界選手権(カタール/ドーハ)
2019　陸上・世界選手権(カタール/ドーハ)
2020　東京2020オリンピック　聖火・採火式（ギリシア/オリンピア）
【個展】
2011　冷やしボブ（ボブ東京）
2014　YMK_展（EATME GALLERY 南青山）、YMK_展（UP LAND 札幌）
2016　SKIING MONGOLIA（代官山ヒルサイドテラス）、season（NIKON 新宿フォト・プロムナード）
【グループ展】
2018　AJPS報道展 『鼓動』