名古屋市千種に「メニコンシアターAoi」が開設。「新宿や下北沢、ブロードウェイのようなエンターテインメントのメッカにしたい」
この日は主催事業で公演を行うメンバーの一部が参加。写真は岩井秀人氏
オーケストラピット、セリ、張り出し舞台などさまざまな設備を導入
また劇場の設備等については客席が301というコンパクトサイズにもかかわらず、オーケストラピット、舞台中央に幅6.7m、奥行き27mのセリを配置。前方の客席を取り外し、張り出し舞台を作ることも可能。舞台奥の壁が昇降壁となっており、壁を上げることで舞台の奥行きを広げることもできるという。またプログラムバトンを導入し、26本のバトンがプログラムにより自動的に昇降させることができるという、演出に置いてさまざまなチャレンジが可能なつくりとなっている。
また舞台照明はピンスポット以外の照明はすべてLED証明を導入。音響効果については響きを自由にコントロールするために音場支援システム「AFC Enhance」を導入。コンサートでもミュージカルでも落語でも最適な音環境に設定できるという。ちなみにこのシステムにおける最新のものを日本で初めて導入したという。ピアノもおかれるのだが、こちらはヤマハの最新モデルを導入したとのことで杉山氏は「多彩な舞台機構、最先端の設備によってチャレンジングな舞台を創造していただけると思っている」と胸を張った。
同財団では「名古屋の副都心・千種をこのシアターを核として、東京の新宿や下北沢、ニューヨークのブロードウェイのようなショービジネス、エンターテインメントのメッカにしたいと思っている」などと今回の劇場開設をきっかけに千種という街の活性化も図っていくつもりだ。