豊島区、地元企業らがプレゼン 豊島区の区制90周年を “オールとしま”で盛り上げ
豊島区は13日、池袋のサンシャインシティ文化会館で、4回目となる「豊島区制施行90周年企業実行委員会」(以下、企業実行委員会)を開催した。業実行委員会には、区制施行90周年実行委員会の渡邊裕之実行委員長、企業実行委員会の合場直人幹事長、高野之夫区長らも参加し、区内の企業らのさまざまな取り組みが発信された。
企業実行委員会は、豊島区の区制90周年を 、“オールとしま”で盛り上げるために立ち上げられた企業主体の組織。地元企業のほか区外からの企業も参加し、定期的に委員会を開催し、としまのまちづくりや今後についての意見交換や新規企画提案を行っている。
この日も13の企業が参加し、それぞれが2分の持ち時間で、取り組んでいることやこれからなどについて話した。内容は、豊島区が「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」にW選定されるなど、SDGsの達成に向けて積極的に取り組んでいることもあり、それぞれのSDGsに対してのアクションが主で、環境やダイバーシティ、ジェンダー、教育などさまざまなアングルからの取り組みが共有された。発表の中で協力を求める姿もあり、ネットワークも自然と広がっているようだった。
高野区長は「企業の方々が自発的に池袋を中心にして稼ぐ都市を作ることは豊島区の魅力につながり、東京のなかでも存在感が生れてくるのではないかと思います。私も豊島区で文化を中心にした街づくりを進めています。文化から経済への好循環をもたらすような街づくりを期待しています」と、エールを送った。
合場幹事長も「区制施行90周年では、行政、区民、企業が三位一体になって取り組んでいることが大きな特徴であり、今後のまちづくりにも生かしていきたい」と話した。
渡邊実行委員長は「みなさんのいろんな活動が豊島区の大きな力になる。ひとつのことをみんなでできればいいという話もあります。それが結集して大きなパワーになると思う」と、話した。
企業実行委員会には、2022年9月時点で合計約280社が所属している。