東京駅に温かい歌声響く サンタ30人がコンサート

 

 JR東京駅のクリスマスの風物詩となっている東京エキマチ合唱団による「クリスマススペシャルコンサート」が19日、東京駅の八重洲口グランルーフの大階段で行われ、クリスマスムードを盛りあげた。

 東京エキマチ合唱団によるコンサートはこの時期の東京駅を象徴するイベントだが、コロナ禍になってこの2年はリモートで開催。3年ぶりのリアル開催となったコンサートには、東京エキマチ合唱団と東京混声合唱団の約30人がサンタクロースの仮装をして歌唱。ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」、AIの「ハピネス」、「サンタが街にやってくる」、そして東京エキマチ合唱団のオリジナル曲「はじまりの歌」の4曲を披露した。笑顔があふれるコンサートで、仕事を終えた通勤客ら多くが足を止め、歌唱が終わるたびに温かい拍手を送った。

ネイビーの制服がJR東海東京駅の小笠原均江駅長、白い制服がJR東日本東京駅の百瀬孝駅長

 イベントには、JR東日本の東京駅の百瀬孝駅長、JR東海東京駅の小笠原均駅長も出席。

 百瀬駅長は「少し早いですが、メリークリスマス!」とスピーチを開始。東京駅が12月20日で開業108年を迎えること、そしてこの2年はコロナ禍でコンサートもリモート開催を行ってきたとし、「今日ここにこのように多くのお客様にお集まりいただき、大変うれしく思っております」と挨拶。

 小笠原駅長も「今年のクリスマスが皆様にとって笑顔広がるものとなりますよう、心より願っております。メリークリスマス!」と、優しく呼びかけた。

 東京エキマチ合唱団は東京駅周辺で働くスタッフで構成されている。

 コンサートは、東京駅のクリスマスイベント「サンタも妖精も探せ! 100人ビンゴ」のオープニングセレモニーとして行われた。同イベントは、東京駅の改札外の構内の4つのエリアで総勢100人とサンタくんと妖精を探してビンゴを揃えることで抽選で豪華な賞品があたるというもの。スマートフォンがあれば誰でも簡単に参加できる。参加無料。25日まで。

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