ハートリー・ジャクソンがV3戦に自信満々「渡瀬瑞基も成長してるが、俺の試合勘、スタミナも戻ってきてる」【ガンプロ】

必殺技のジャンピングパイルドライバー

――今成選手は、“最強王者”高岩竜一選手からベルトを獲って、強豪を倒してきました。その今成選手からベルトを獲る自信がありましたか?
「イマナリが強敵だと分かっていたが、それでも参戦初戦でちゃんと挑戦表明して、チャンスを取りにいかないと。チャンスを誰に奪われるか分からないので。極端な話、王者が誰であろうと動かなければならなかったんだ」

――9月4日、成増では一発でベルト奪取に成功しましたが、自信になりましたか?
「お客さんの前では自信満々にふるまってたけど、正直自信にはつながらなかった。なぜなら思っていたより、イマナリを倒すために必要な労力が想像以上に大きかった。試合後、リング上で大の字になっていた。今後もこのタイトルを防衛していくんだったら、どれだけ頑張らなきゃいけないんだと考えると、自信になったとは言えなかった。身が引き締まる思いだった」

――今成戦ではヒザの故障から来るダメージも大きかったですか?
「ヒザそのものよりブランクが効いた。ブランク明け、すぐタイトル戦だったので、若い頃ならやれたかもしれないが、40代に入って、ブランクを埋める期間が短く思えたね」

――そして、10月1日、板橋グリーンホールでは、まなせゆうな選手の挑戦を受けました。過去にタッグで対戦経験がありましたが、女子選手との防衛戦というのはどういう気持ちでした?
「正直ビックリしたけど、これは無差別級のタイトル。そこに差別は存在しない。僕みたいなガイジンでも挑戦できるし、女子でも挑戦できるということ。ベルトの名前は、ガンバレ☆スピリットを持っていれば挑戦できるということで、それを体現していて、団体に対するリスペクトが強くなった。まさにそういったチャレンジを求めていたので、最初は面食らったけど実はうれしかった」

――戦ってみて、まなせ選手にガンバレ☆スピリットは感じましたか?
「ほかの誰よりガンバレ☆スピリットを感じたかもしれない。驚かされたよ」

――その後、他団体でまなせ選手とタッグを組まれましたね?
「23年のキャリアのなかで、いろんな試合をしてきたけど、女子とのシングルは初めてだった。それを経て、外敵である自分と組んでくれて、非常にリスペクトを示してくれた。彼女はスピリット、プロレスへの愛とか、気持ちで今まで僕が見てこなかった視点の新しいものを教えてくれた」