ハートリー・ジャクソンがV3戦に自信満々「渡瀬瑞基も成長してるが、俺の試合勘、スタミナも戻ってきてる」【ガンプロ】

調印式で渡瀬瑞基と対峙

――V2戦は11月3日、横浜ラジアントホールでの勝村周一朗戦でした。これまでとはまったくタイプの違う選手となりましたが、どうでしたか?
「試合に先立つ段階で一番不安を感じた試合。タッグで前哨戦やったけど、互いに手の内は見せない。その意味では彼も不安だったと思うけど、実際の試合は大接戦、大熱戦。試合終わった後も体中が痛かった。カツムラはやるぞって言ってたけど、その言葉通りの男だった。言葉通りという意味では、試合後、約束通り、ビールをおごってくれた。いいヤツだったよ」

――試合後、勝村選手はジャクソン選手の体が大きいので、得意のサブミッションで極められなかった技もあったと言っていましたが…
「実は試合前、サクラバさん(桜庭和志)とトレーニングした。サクラバさんが大きいサイズに手こずってる様子がうかがえたので、自分もスタミナは消費するんだけど、体とサイズをうまく使えば、そう簡単に技をかけさせないようにはできるんじゃないかという手ごたえがあって、試合に入ることができた。ただ、それでもカツムラはうまいんで、うまくかいくぐってかけられた技もあったので、その意味ではきつい試合だった」

――12・27後楽園ではいよいよ渡瀬選手とのV3戦になります。自信をもって臨まれますか?
「今回は自分も試合勘を取り戻してるし、スタミナも戻ってきてる。すごく自信をもってる。ただし、ワタセも8月に初めて対戦したときから、体つきが全然違う。彼もグッドシェイプになってる。直近の試合(12・3横浜)では、彼の闘争心、凶暴性みたいなものも見て取れた。彼もとても成長してる」

――渡瀬選手も、今成選手、まなせ選手同様、正面から行くタイプ。そういうタイプの選手はどう感じますか?
「直線的なレスラーに対しては、自分のほうが頭脳戦、心理戦でたけてると思う。特にワタセは若手ではないけど、若さ溢れる血気盛んな情熱的なタイプ。そういった部分に対して、頭脳戦、心理戦を仕掛けることで、彼に自滅させることができるんじゃないかと感じてる」

――渡瀬選手はヘッドバットや、なりふり構わぬエルボーなどを出してくる選手ですが、注意すべき点は?
「注意してるというより、用意はしてる。彼が8月から短い期間で成長してきた姿をちゃんと見てきた。その成長曲線でいって、後楽園のメインとなると、もう一段上に来るというところは予想できてる。自分もそこにおけるレベルでいく準備ができてる」