ハートリー・ジャクソンがV3戦に自信満々「渡瀬瑞基も成長してるが、俺の試合勘、スタミナも戻ってきてる」【ガンプロ】
「次は大家健を指名する。一通り全員倒して、長期政権を築きたい」
――渡瀬戦で防衛に成功したとして、2023年、ガンプロのチャンピオンとしてどうしていきたいですか?
「次はオーカ(大家健)を指名したい。毎回、タイトルマッチで勝利した後、ガンプロではワッと挑戦希望者がリングに押し寄せてくるんだけど、そこには必ずオーカがいるし、彼らのその熱い気持ちの源泉はオーカであると考えている。自分にとっても、ガンバレ☆スピリットそのもの、中核たる存在のオーカに半ば挑戦する気持ち。ガンプロの中心を倒したいという気持ちがあるので、次はオーカ・ケンを倒したい。その後は、一通り1度全員倒していきたい。そして具体的には1年は防衛していたい。そのほかのまだ倒していないガンプロの選手を倒しながら、1年以上の長期政権を築いていきたいね」
――“ガンプロ・ファミリー”という言葉も聞かれますが、2023年はより一層、その気持ちをもって戦っていきたいですか?
「とても奇妙な感覚だ。自分はガイジンで、外敵で、ベルトを持ってる立場なんだけど、試合前に“頑張ってね”と声をかけてくれる人もいたり、ファミリー的な気持ちも外敵なのに存在してる。自分も強くありたいという気持ちと、ファミリーになりたいという気持ちが併存してるので、味わったことのない独特の感覚がガンプロにはある。自分がファミリーの一員だとしたら、一番上のほうのちょっと乱暴なお兄さんということになるのかもしれないけど、僕の存在によって、ほかの選手が強くなるのも望んでいたりもする。もちろん自分の野望、目標、要求もあるが、ほかの選手の成長を願ったりする気持ちもあるので、複雑な奇妙な感覚に陥ることもあるよ」
――2023年は、チャンピオンとしてガンプロを盛り上げていきたいですか?
「自分が盛り上げていきたいし、野望があるとすると、母国の豪州で団体(レッスル・ランペイジ)をやってるんで、ガンプロの選手にガンバレ魂を豪州でも見せつけに来てほしい。自分がこっちに来てても、現在進行形で興行を打ってる。新日本の選手も輩出してる。最近、ジョナ・ロックという選手が出てるが、もともとここでトレーニングしてた選手なんだ」
――今後もコーチング、ファイター、両方こなしていきたいですか?
「WWEのNXTでコーチをやってたときは、ヒザをケガしてたので選手として活動できなくて、もどかしい気持ちだった。それを踏まえての今、両方できていることに充足感を感じてる。どっちか片方だとストレスがたまる。コーチだけやってると、試合がしたくなる。試合だけやってると、他人に教えたりシェアしたりできる経験があるのにと、もどかしく感じる。理想は両方やりつつ、若い世代のなかで、自分の何倍も優れた自分以上の選手が出てくることが願いだよ。若い頃にあこがれたテリー・ファンク。スコット・ノートン、ベイダーみたいに自分も日本で足跡を残したい。そういう選手がいたねと。そこにジャクソンという名前も含まれるよう、将来引退した後に名前が出るように後世に名を残したい。ただ、いい試合をしたとかとは別の次元でそういった目標も存在する」