SKE48荒井優希がイッテンヨンでのタッグ王座防衛戦に向け意気込み。「絶対私たちのほうがピンクのベルトが似合うから守りたい」

 プロレスとアイドルを両立する荒井優希(SKE48)に、プロレスラーとして“最大の試練”が訪れた。赤井沙希(DDT)との“令和のAA砲”で東京女子プロレスのプリンセスタッグ王座を保持する荒井だが、2023年イッテンヨン(1月4日、東京・後楽園ホール)でマックス・ジ・インペイラー&ハイディ・ハウイツァの怪女コンビを挑戦者に迎えて4度目の防衛戦に臨む。そこで決戦を控えた荒井に、防衛ロード、イッテンヨン、DDTの12月29日、TOKYO DOME CITY HALL(TDCホール)大会への参戦のことなどを聞いた。

プロレスとアイドルを両立する荒井優希

――10月9日、TDCホールでの2度目の防衛戦では初の外国人選手(リア・オライリー&ナイトシェイド)と対戦しましたが、いかがでしたか?
「受けたことない技が急に出てきたり、力もすごく強くて、いつもならうまく受け身が取れるところを、単に投げ飛ばされた人形みたいになったりで、圧倒的な力の差を感じて。今までで一番くらいに、試合後に周囲にも心配されたんです。今でもウソみたいな出来事だったんですけど、あれがあったから心がまた強くなったと思います。最初はすごいビビってたんですけど、今となっては防衛できたのもありますし、やってよかったなと思います」
 
――外国人選手相手に防衛できたので、ワンランク上がった感じですか?
「ハイ。アジャ(コング)さんと初めて戦ったときもそうだったんですけど、分かりやすくメンタルが強くなりました。怖いものが少し減ったような感覚で。(外国人選手でも)同じ人間だろうと思えるようになりました」
 
――そこで防衛できたから、11月13日、京都KBSホールでの凱旋興行にチャンピオンとして、赤井選手とのコンビで帰れましたね。
「(プロレス界で)京都出身が珍しいなかで、京都出身の赤井さんとコンビを組めてるのもすごいこと。2人でタッグを組んで帰れたプラス、ベルトを持って帰れたのは、見てもらいたかった姿だったのでうれしかったです」
 
――11月27日、後楽園でのV3戦では愛野ユキ&原宿ぽむを退けましたが、挑戦者の一人が直前にらく選手から、ぽむ選手に変わって戸惑いがありましたか?
「やっぱり、当初はユキさんとらくさんで、2人の試合をいっぱい見たりしてたので、今変わるかって思いました。ぽむさんはらくさんよりよく戦う相手なんですけど、いつものぽむさんとは違った。メチャメチャ怖かった」
 
――それはどういう面で?
「ぽむさんは感受性が豊かで、(3日前の)直前会見でも大泣きしてて、そういう相手と戦ったことがなかったんで。自分も冷静でいるのが大変でした。“自分たちがチャンピオンだから、どっしり構えればいい”と赤井さんが言ってくれたけど、やっぱりどこか揺らいでしまうところがあって。力とかではない何かに…」

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