KO-D無差別級王者・樋口和貞 12・29TDCホールでのV5戦に向け「D王覇者の上野勇希にベルトを持って挑戦したい」【DDT】
「DNAデビュー同士では初のKO-D無差別級王座戦で感慨深い」
――これまでの挑戦者と違って、若手時代からしのぎを削ってきた上野選手と無差別級戦で戦うのはどういう気持ちですか?
「上野の練習生時代から見てるわけですし。後輩として、デビュー戦の相手をして、成長していって。いつの間にか何回かピンフォールも実際取られてる。DNA(DDTの若手主体プロジェクト)から続いてるんですけど、いつの間にか後輩からライバルになってました。強敵になってました。気づいたら、上野、MAO、吉村。DNA世代でDDTに残ってる人たちは、ライバルになってました。しのぎを削り合ってたんでしょうね、気づいたら。いつの間にか強敵になってた」
――デビュー戦の相手を務めた上野選手と無差別級選手権。彼との歴史を考えたら、彼もここまで来たのかという思いはありますか?
「引きずってはいけないんでしょうけど、純粋なDNAデビューの人同士では、初めての無差別級のタイトルマッチ。その意味では感慨深い。そう思うと、DNAに意味があったのかな」
――ベルトを守ったとして、王者としてこの先の展望は?
「1戦1戦ですね。先のことを考えたら、ダメな男なんで。そのときそのときの王座戦に向けてやっていくだけ。一歩ずつやっていって勝っていければいい」
――タッグ王座は吉村選手の首の負傷による欠場で返上になりましたが、タッグベルト戦線に絡むとしたら吉村選手の復帰を待つ形になりますか?
「ぶっちゃけ考えてることはある。今は言えないですけど。ハリマオに関しては。石田(有輝)を育てないといけないのもあって。石田とハリマオでやっていきたいのはありますけど、そのなかでも一つ考えてることがあって、それは先ですかね。まずは上野との王座戦が終わってからです」