柴田勝頼「“プロのレスリングってなんだ?”という部分を試合で見せたい」【INOKI BOM-BA-YE×巌流島】

宮戸氏の指導のもと動きを反復する柴田

 宮戸氏は「短い時間でどれだけお伝えできたか。僕は1975年の猪木会長とロビンソン先生の試合を見て、この世界に来ることを決意した経緯がありましたので、今日はこうやって柴田選手のほうから来てくださって、そこに触れたいというお話はすごくうれしく思いました。今日は短い時間でしたが、私がロビンソン先生から学んだ、その一部をちょっとお見せしてお伝えできたらなと。こんな短い時間で伝えきれるものではないが、猪木会長がカール・ゴッチさんを通して学ばれたキャッチ・アズ・キャッチ・キャンというものに、若い世代の方々に一人でも触れていただきたいという思いがあるので今日はいい機会をいただいた」などとこの日の練習を振り返った。

 そして今回の大会については「猪木会長の名前がつく以上は、選手はそれぞれの勝ち負けやテクニックといったものだけでなく、一番難しいがハートの部分をどれだけ感じられるか。自分たちの個人の試合以外のものも背負っているということ、今回はましてや猪木会長が天に行かれてから3カ月しか経ってない、そういう意味でも追悼というか“安心して見てください”というような思いを込めてというか、そういう思いになるような出し切るような試合をしてもらえたらなと思います。僕は関わっている立場ではないので偉そうなことは言えませんが、そういう思いです」などと語った。

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