KNOCK OUT王者の龍聖がパウンドを披露「多くの王者の中でこういう挑戦ができるのは僕しかいない」【INOKI BOM-BA-YE×巌流島】

　初めてのオープンフィンガーグローブ（OFG）については「グローブとオープンフィンガーのちょっとの厚さ、大きさの違いでミートする感じとか、パンチの威力、タイミングがすごく違って、そこが一番難しい」、OFGではブロックのすき間からパンチが入ってしまうことが多いのだが「それも多少はあると思うが、僕はパワーで倒すのではなくタイミングで当てているのでタイミングが狂うのが一番難しい。いつもより近づいて打つということを意識しなければいけないかなと思う」などと課題を挙げた。

　試合については「打撃では相手にならないと思う」と自信を見せる。巌流島特有の“転落”についても「そこは未知なところ。でも、もともと下がりながら戦うタイプじゃないのでそんなに気にしてない」、相手が組み付いての押し出しを狙うことも考えられるが「押し出しに来ても首相撲で回せる。そうは来ないと思うし向こうも疲れると思う。僕のほうが若いし、押し合いになったら有利なのは僕。意外にガンガンは来なくて、休憩しながら消極的に戦ってくると思うので、そこをどうつぶすか。ガンガン来たらカウンターを合わせるだけ」と特に問題はないよう。

　今回の参戦については「KNOCK OUTとは客層が違うと思うし、体重が重い階級の試合ばかりの中で軽量級は僕の試合だけだと思うので、スピード感だったり、その中でも倒せるところを見てほしい」と自らのセールスポイントをアピール。そして「チャンピオンとしてキックボクシングをやっていくのはもちろんだが、もっと多くの人に知ってもらうために新しいことに挑戦していきたい。KNOCK OUTにもキックボクシングにもいろいろとチャンピオンがいるが、その中でこういう話が来てこういうルールで挑戦ができるのは僕しかいないと思う。選ばれた人間だと思うし、それをやれるのは僕しかいない。唯一無二のチャンピオンではないが、そういう選手になっていきたいし、みんなに見てほしい」などと続けた。