KO-D無差別級王者・樋口和貞が上野勇希を破ってV5に成功し、DDT25周年イヤーを締める【DDT】
フィニッシュは樋口のブレーンクロー・スラム
マイクを持った樋口は「上野、ありがとう。今日は俺の勝ちだ。だけど俺がKO-D巻いて、オマエが(DDT)UNIVERSALチャンピオン、D王覇者。一緒に並走した気持ちだった。一緒にDDTを支えた、背負った後輩、いや戦友。また戦おう」と投げ掛け、上野とガッチリ握手を交わした。
ここで、今林久弥GMが「次の防衛戦は1・29後楽園、戦いたい相手はいますか?」と問い、樋口が何かを言おうとすると、やおら火野が登場。11月5日、横浜ラジアントホール(夜の部)での「D王」公式戦で、樋口と壮絶なチョップ合戦の末、30分時間切れドローに終わっている火野は「このDDTで、ワシと真っ向勝負で、30分時間切れまでチョップ合戦できるのはオマエだけや。ワシはDDTのベルトに興味はない。でも、オマエが持つベルトなら、挑戦したってもええぞ」とアピール。
これに対し、樋口は「火野さん、相変わらず、カッコいいですね。自分も今ずっと考えていて、30分時間切れ引き分け。あのときの決着をつけたいと思ってました。火野さん、いや火野裕士、勝負だ!」と応じ、両者によるタイトル戦が決定した。
樋口は「25周年という節目の年にこうやって最終興行、自分が王者として立っている。こんなに喜ばしいことはありません。後輩を、戦友を超え、また来年に向かって新たな敵が現れ、この先、来年もどうなるか分かりません。それでもDDTは胸張って、前見て突き進んでいきたいと思います。皆さん、これからも見守ってください」とあいさつ。