堀口恭司が3度目の正直を狙う扇久保を返り討ち。1Rのカーフキックで左足を破壊【RIZIN.40】

グラウンドでも主導権を握ったのは堀口

 2R、左足が効かない扇久保はサウスポーに構え、パンチを出すもバランスを崩し堀口にバックを取られてしまう。コーナーに押しこんだ堀口。堀口はリフトして扇久保にヒザをつけさせるとグラウンドに引き込みバックからじわじわと扇久保を追い込んでいく。脱出を図る扇久保だったが堀口は逃がさずマウントも扇久保は体勢を入れ替え上を取る。下になっても堀口は焦らず。
 
 3R、いきなり堀口の左フックで扇久保がダウン。堀口がパウンドを落とす。扇久保はなんとかガードに入れようとするが、堀口はハーフからサイド、そしてマウントに移行しパウンドからバックを取りにいく。扇久保は動いて上を取り返す。堀口がタックルに行くと扇久保は組み止めフロントチョーク。グラウンドに引き込むが堀口が首を抜いて上を取る。ハーフでチャンスをうかがう堀口。扇久保はすきを突いて立ち上がる。スタンドに戻り扇久保がパンチからタックルも切った堀口がグラウンドでコントロール。バックを取って、立ち上がる扇久保を倒し、バックからパンチを放ったところでゴングが鳴った。

 終始、圧倒した堀口が3-0の判定で勝利を収めた。

 堀口は試合後のマイクで「無事勝つことができました。扇久保選手がタフで、なかなかKO取れなかったです。そんな大晦日にしてしまってすいません。次は盛り上げますんで」と笑顔を見せた。