GENERATIONS、THE RAMPAGEらJr.EXIE45人がスペシャルな大みそかライブ
FANTASTICSが作り出した雰囲気は、次のセクションが始まるとがらりと変化した。THE RAMPAGEのパフォーマーのLIKIYA、神谷健太、山本彰吾、浦川翔平、鈴木昂秀によるヒップホップユニットのMA55IVE THE RAMPAGE(以下、MA55IVE )、武者修行を行っているタイ・バンコクから帰国したBALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERが登場。この3組は2022年6~7月に10公演でライブ『THE SURVIVAL 2022 ~BALLISTIK BOYZ vs MA55IVE~ × PSYCHIC FEVER』開催し好評を博した。
BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERの日本でのライブパフォーマンスが待ち望まれていたこと、さらにMA55IVEも加わった“THE SURVIVAL”スタイルでの登場はオーディエンスにとってもサプライズだったようで、すでに温まっていた会場はさらに加熱。客席は総立ちとなり、フラッグはちぎれんばかりに振られ、最も奥の席まで波打った。
まずはMA55IVEが「Determined」、BALLISTIK BOYZが「ANTI-HERO’S」、PSYCHIC FEVERが名刺代わりの楽曲「PSYCHIC FEVER!!」とそれぞれの決意表明ともいえる楽曲を、会場中央に設けられたステージでアグレッシブにパフォーマンスしたり、ステージのもっとも外側を移動しながらオーディエンスとの心の距離をぐいぐいと詰めていった。
MA55IVE
そこからは、それぞれのグループのパートで、 MA55IVEは11月に配信リリースした「W.Y.W」「LIT」とパフォーマンス。そして、LIKIYAが「楽しかったことや苦しかったこといろんなことがあったと思いますけれども、来年(2022年)はもっと素晴らしい年にしていきたいと思っています。みんなで歩んでいきましょう」と「Way Up」を披露した。
PSYCHIC FEVER
PSYCHIC FEVERはタイで披露するとものすごい盛り上がりを見せるという「Spark It Up」でスタートすると、デビューアルバムのリード曲「Choose One」を披露。「タイで頑張るエネルギーになっているのは応援しているみなさんのおかげ」と感謝の言葉を述べると、「Snow Candy」を伸びやかな歌声で聴かせて、BALLISTIK BOYZにマイクをパスした。
BALLISTIK BOYZ
BALLISTIK BOYZは「Animal」でスタートすると、オーディエンスは待ち望んでいたサウンドやリズムに合わせて体を揺らす。そして「Most Wanted」「Front Burner」「Make U a believer」をメドレーで披露してオーディエンスのハートをわしづかみ。砂田将宏が「今日は2022年ラスト、最高の思い出を一緒に作って帰りましょう」と語りかけ、今夏リリースしたラブソング「ラストダンスにBYE BYE」と、最新曲「ドラマチックを残したい」を披露した。
この“THE SURVIVAL”のパートでは、MA55IVEとBALLISTIK BOYZのラップ担当によるコラボなど大みそかのライブ納めというスペシャル感が反映された演出も。なかでも3グループでMA55IVEが『HiGH & LOW THE WORST X』に提供した「RIDE OR DIE」を披露すると、会場は加熱どころか沸騰状態に。フラッグだけでなくオーディエンスの頭も体も前後に大きく揺れた。ラストは「PASION」。19人がグループの垣根を越えてパフォーマンスする姿は、ライブに立ち会う事の醍醐味を感じさせる場面だった。