高野之夫区長「豊島区新年の集い」でメッセージ「価値あるまち『池袋』をつくりたい」

小池百合子都知事はVTRで「ウサギのように飛躍の年に」と激励

 これまでのまちづくりを「明るく輝く、価値あるまち『池袋』をつくりたいとの思いで、消滅可能性都市の指摘を乗り越え、ここまでやってきました」と振り返り、「『誰一人取り残さない、誰もが主役になれるまち』、『文化による経済の好循環を生む価値あるまち』を目指して、皆様とともに、未来を切り拓いてまいりましょう」と結んだ。

 その後、豊島区議会の木下広議長、区制施行90周年実行委員会の渡邊裕之実行委員長、衆議院の鈴木隼人議員、東京都議会の米倉春奈議員、豊島区芸術顧問の近藤誠一氏が挨拶し、能楽師の観世喜正氏が能「高砂」より千秋楽の一節を謳い上げた。

 また、東京都の小池百合子都知事がVTRで登場。「本年は関東大震災からちょうど100年」と切り出し、「78年前の終戦、50年前のオイルショックと日本、そして東京は数々の困難の中から新しい時代への力を生み出してきました。今年は卯年、大地を飛び跳ねるウサギのように飛躍の年にしようではありませんか」とメッセージを寄せた。

 この日は壇上で「豊島区文化栄誉賞」の表彰式が行われ、豊島区茶道華道文化連盟が受賞。最後にPV「豊島区制施行90周年~100周年に向けてのスタートライン~」が上映され、豊島区議会の永野裕子副議長の手締めで閉会した。