田中みな実「つらく悲しく孤独」映画“イチケイ”撮影で向井理のひと言に「報われました」
映画『イチケイのカラス』完成披露試写会が6日、都内にて行われ、主演・竹野内豊をはじめ豪華キャスト12名と田中亮監督が登壇。被告役を演じた田中みな実が難役を振り返った。
浅見理都による同名コミックを原作に、2021年に映像化され人気を呼んだ連続ドラマ『イチケイのカラス』の映画版。
「ドラマシリーズから大ファン」という田中みな実は映画版への参加を喜んでいたが、他の共演者たちが面白おかしく撮影を振り返る様子に「私が演じた役は悲しみの中に生きていて、演じていてもつらくて悲しいし孤独でした」と苦笑。
一方で「法廷のシーンで竹野内さんと対峙する場面では今までにない感情が湧き上がりました」と、被告であり、ある事件の遺族でもあるという難しい役どころに手ごたえを感じた様子。
さらに田中は「向井理さんとは1シーンだけだったのですが、それが私のクランクアップのシーンだったので、大変な役でしたねと言っていただきどこか報われました」と笑顔。向井も「けっこう大変な重い役だなと思って。暑い中、体力的にも大変な中、全力でやり切っている姿が印象的だったので。そういう方にかける言葉ってなかなか無いんですけど、シンプルに、大変な役だったと思いますけど僕はすごく素敵だと思いました、と」と、難役を演じきった田中をねぎらった。
そんな田中の亡き夫を演じる津田健次郎も「ただ、田中みな実さんと海で写真を撮影するという、それが僕の夏でした」と田中とのつかの間の夫婦役を振り返り、田中も「(写真が劇中で映るのは)一瞬ですけどね。瞬き禁止です」と笑いをさそっていた。
この日の登壇者は竹野内豊、黒木華、斎藤工、山崎育三郎、柄本時生、西野七瀬、田中みな実、津田健次郎、尾上菊之助、吉田羊、向井理、小日向文世、田中亮監督。
映画『イチケイのカラス』は1月13日より公開。