プロボクシング2戦目の石井慧が予告通りの判定決着も痛恨のドロー。試合後にボクシング“引退”を示唆【3150FIGHT】

距離を詰めてパンチを放つイシイ(©︎3150FIGHT)

 3R、大振りのハンの打ち終わりに中に入ろうとするイシイだが距離が詰まりクリンチの場面が続く。しかし密着してショートレンジのパンチを的確に当てていくのはイシイ。イシイは飛び込んでの右ショートから押し込んで細かいパンチを打ち込んでいく。近い距離でのパンチに難のあるハンは有効打を放てない。

 4R、一気に距離を詰めたイシイは密着してパンチを放っていくが、ハンはこのラウンドはアッパーをヒット。ブレイクがかかってもすぐに距離を詰めるイシイ。ハンは左ボディー、右アッパーを当てていく。とにかく圧をかけてパンチを放っていくイシイだが、明確な有効打を放つことができない。なんとか離れたいハンだが、イシイの圧が強く自分の距離にすることができない。

 ともに決定打を放てぬまま4Rが終了。判定は37-39、38-38、38-38とイシイに1票入ったもののドローに終わった。

 イシイは昨年8月のプロボクシング初戦はクロアチアのボクシングコミッションからプロボクサーのライセンスを取得し参戦。今回は大阪のミツキボクシングジム所属となり、日本ボクシングコミッション(JBC)からライセンスの交付を受けたうえでの試合だった。JBCでは総合格闘技やキックボクシングなどとの兼業は禁じているため、試合前からイシイの去就に注目が集まっていた。

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