力石政法が木村吉光との“アジア頂上対決”にKO勝ち。「ファイトマネーなんて1円もいらないんで世界戦を組んで」【3150FIGHT】
試合を決めた力石の左アッパー(©︎3150FIGHT)
試合は中に入りたい木村と距離を取りたい力石という図式となった。序盤はオーソの木村とサウスポーの力石がともに前手で距離を探り合う。力石の右ジャブが邪魔で木村はなかなか中に入れない。それでも2Rには木村が踏み込んで左フックをヒット。しかし3Rに力石は右フックからの返しの左ストレートをいいタイミングで決め、先制のダウンを奪う。さほどダメージは感じられない木村はすぐに立ち上がる。
しかし、4Rはダウンを奪われた木村は前に出ざるを得ない展開に。入り際にパンチを合わされた木村は鼻血を流す。ラウンド終了間際には力石が左フックをかわされるも返しの右フックで、再びダウンを奪う。
5R、前に出て距離を詰めたい木村は上体を振って距離を詰めてパンチを放っていく。飛び込んで右ストレートを当てる木村。力石は右ジャブ、右フックで牽制、そして木村の入り際に左アッパーでこの試合3度目のダウンを奪いKO勝ちを収めた。