相模原ヨシ!圧倒的スケールのリニア中央新幹線「神奈川県駅」工事現場に行ってみた

工事現場を降りるスロープの脇には、ちょうど「関東ローム層」が露出していた

 見学時に歩いた場所はちょうどリニア中央新幹線が走る天井のあたり。左手左右には地中連続壁と呼ばれる壁を打って、この壁が削れたり土がこぼれたりしないよう、グラウンドアンカーで支えながら掘削を進めている。左手奥をあと5メートルほど堀り進めたら「神奈川県駅」の構造物を作り上げる予定だ。

 橋本地区は火山灰で構成された赤土で粘性が高い「関東ローム層」が地上から約15メートルほど積もり、その下に砂礫(小石と砂が混合した土)層がある。工事現場を降りるスロープの脇には、ちょうど「関東ローム層」が露出した部分があり、触ってみるとほんのり湿って硬く締まっていた。小学校で習って以来かもしれない「関東ローム層」との再会。工事自体は極めて順調に進んでいるそうで、「神奈川県駅」が完成したらすべて埋め戻され、この光景を見ることができるのも今だけとなる。

「関東ローム層」と「砂礫層」の土の違い