〈インタビュー〉 LIL LEAGUE「かっこいい部分、スキルフルなところを見せたい」メジャーデビューは変化のタイミング
隼麻:僕は……武者修行をする中で、対応する力が身についた気がします。武者修行では屋外でパフォーマンスさせていただくこともあるんです。寒かったり雪が降った地域もあったりして、いつもコンディションがいいとはいえません。そういう状況のなかでも見に来てくださった方には100%のパフォーマンスが見たいと思いますから、どう対応するか、例えば、どうしたら滑らないで踊ることができるかとかを考えました。最初の方はパフォーマンスすることだけでいっぱいな時もありましたけど、いい意味で慣れてきて、ここでファンの方に手を振ったりできるなって工夫できるようにはなってきました。
碧空:ファンの方と近い距離で会ってパフォーマンスを届けることに最初は緊張していました。EXILEさんのオープニングアクトとしてドームに立たせていただいたきましたが、そこでの経験を生かすこともあるんですけど、武者修行のステージから見る景色はまた違っていて、もっと盛り上がってもらうためにはどうすればいいのかだったり、トークだったりパフォーマンスについてたくさん話し合いながら、いち公演ごとにレベルアップ・スキルアップしたLIL LEAGUEをお届けできるようにしてきました。たくさん学ぶこともあってかけがえのないステージ、経験になっています。
真虎:成長した部分と反省する部分がとても見つかりやすいよね。何回もステージに立たせていただいたから自分たちで分かったこともあるし、拍手とかお客さんの反応で足りない部分も、成長した部分も分かるんです。後で動画を見たりするとアラも見えてきます。毎回反省会をするんですけど、みんなからどんどん意見が出てくるんです。
晃大:僕は以前、BALLISTIK BOYZさんの武者修行を見に行ったことがあるんですが、その時に「ああなりたい」って改めて夢を確信したんです。いま自分たちはそういう場所にいるんだと思うと、来てくださる方や応援してくださってる方々がいてこそ自分たちがここに立てているんだってことをもっとかみ締めながらやっていこうと感じています。僕たちはどんなステージに立つ時も全員の認識をひとつにする「共通認識」っていうルーティン的なものがあるんですけど、そのときにも自然と来てくださる方の目線になって考えるというのが芽生えてきたなって感じています。最初と比べると、もっと意識的に来てくださる方々に寄り添えるようになっているんじゃないかなと感じてます。
星那:武者修行はLDHの先輩方もやられてきた伝統的なものだし、すごく楽しみでした。いろんなところをまわって何回もステージに立たせていただくことで、僕自身は気持ちの面が少し弱いんだってことが発見できました。試行錯誤っていう面ですごく貴重で素晴らしい経験をさせていただいています。