コロナ禍乗り越えピーピング・トムが6年ぶりの来日。世田谷パブリックシアターで『マザー』を上演

“家族3部作”の2作目『マザー』

 2009年に世田谷パブリックシアターが初めて彼らを日本に招聘。これまで『Le Sous Sol/土の下』(2009年)、『ヴァンデンブランデン通り32番地』 (2010年)、『A Louer/フォー・レント』(2014年)、『ファーザー』(2017年)と継続的に公演を行い、今回の作品も当初は2020年に上演予定だったのだがコロナ禍で延期となったため6年ぶりの来日となる。

 この『マザー』は前作『ファーザー』、2019年に初演された『チャイルド』と並ぶ“家族3部作”の2作目。愛情や欲望、恐れ、苦悩、時には激しさを伴う「母性」にまつわる複数のイメージ、意識的または無意識的な記憶やエピソードが描かれる。また美術館を思わせる無機質な空間が私邸の客間、病院の待合室、火葬場などさまざまに変化し、見る者を煙に巻く独特な舞台美術にも注目したいところだ。

【日時】2月6日(月)~8日(水)(開演は19時30分)
【会場】世田谷パブリックシアター(三軒茶屋)
【料金】全席指定 一般6000円、ペア(前売りのみ)1万円、高校生以下(当日要証明書提示)2000円、ほか各種割引あり
【問い合わせ】世田谷パブリックシアターチケットセンター(TEL:03-5432-1515=10~19時 〔HP〕 https://setagaya-pt.jp/
【公演公式HP】 https://setagaya-pt.jp/performances/202302moeder.html
【構成・演出】ガブリエラ・カリーソ
【ドラマトゥルグ・演出補佐】フランク・シャルティエ
【出演】ユルディケ・デ・ブール、マリア・カロリナ・ヴィエイラ、マリー・ジーゼルブレヒト、ブランドン・ラガール、フンモク・チョン、イーチュン・リュー、シモン・ヴェルスネル、シャルロット・クラモンス ほか

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