〈インタビュー〉iScream「同じ夢を一緒に見に行きたい」ファンと約束するライブ開幕へ 自己肯定感アップする新曲も
――久しぶりのタイプの楽曲というところで、今回の制作はいかがでしたか?
YUNA:私は新鮮な気持ちでブースに向かうことができました。難しく考えるというよりは、今まで積み重ねてきたことを生かしてよりよく魅せるために表現しようと意識しました。それと、私は楽曲の最後のほうで高音で歌ったり盛り上げるところを担当することが多いので、主張しすぎないように。それはこの曲に限ったことではないんですが、自分が叫びたいから叫ぶとかではなく、ラストのサビがより光るようにって心がけました。
RUI:私は自分のパートをまっとうした感じです。YUNAが最後にアドリブでめっちゃ盛り上げてくれたり、HINATAがキャッチーな歌詞をよりキャッチーに歌ってくれると信じていたので、この雰囲気にそって行こうと思いました。
HINATA:この楽曲の歌詞ってすごく自分と当てはまる部分が多いんですよね。ヘアメイクだったりファッションで飾った自分が好きだったけど、あなたが私を愛してくれたからこそ素の自分だったり、本当の自分も好きになって、自分を愛そうっていうところとか。ありのままの自分も愛せるくらいになったらすごい素敵だよねって。この曲って、本当に自己肯定感を上げてくれる楽曲なんです。レコーディング前にも、自分が自分を愛すっていう部分は大切だよねって、3人で確認しました。
――いま自己肯定感っていう言葉が出ましたけど、みなさんはどうですか? 高め? 低め?
HINATA:私は高めなほうだと思います。ネガティブだったり、ちょっと落ち込む自分が好きじゃないので、自分が好きな自分でいたいですよね。それによって自信にもつながるし、パフォーマンスだったり、いろんなことに生かされていくんじゃないかなと思います。
YUNA:私も低くはないと思いますけど、どちらかというと自分で自己肯定感を高い状態を保てるように何かするタイプです。メイクだったり服装だったりもあると思いますけど、アーティストだったり表現者としてこうありたいという姿だったり、自分が好きな自分でいるために練習したり。そういうタイプかな。
RUI:……私は特別低いわけでもないし高いわけでもなく、真ん中を真っ直ぐすーっと行ってる感じかなあ。幸せなことがあったら幸せだと思えるんですけど、現実は現実と思うタイプなので。
――RUIさんは自分を好きであるためになにか心がけていることはありますか?
RUI:私はそれこそ、ファンの方がほめてくださったことを見ています。ブログやSNSで発信してくれる言葉がうれしいんです。そうすると、私は今のまま進んでいっていいんだなって思えます。
――応援してくれるみなさんの力って偉大ですよね。さて、2023年はまずこの楽曲のリリースがあり、そのまま東名阪でライブがあります。今回はどんなライブになりそうですか?
RUI:今回は「約束の場所」というテーマがあるんです。
YUNA:こういう夢を私たちと一緒に見に行って下さい!っていう決起会?(笑)というか、みなさんと約束をする場所です。だから来ていただいた方には、「私たち、約束の場所に行ってたんだよね!」って自慢してもらえるようなライブになればと思っています。
RUI:昨年のライブ『i2022』から、アルバムに収録した3曲と「Love Me Better」が加わりましたし、セットリストにはよりボリューム感が出ています。妥協なしで、一つひとつ少し気になったらやってみよう、少し気になったらやってみようって感じで進めていて、前回とは全然違うセットリストになっているので足を運んでくれるみなさんも「ああ、そうくるか!」の連続だと思います。自分たちにとっても新鮮で、素直に楽しいですね。
―― 早速、「Love Me Better」をライブで聴けるんですね!
HINATA:「Love Me Better」をパフォーマンスするのかどうか、それはまだ分からないですけど(笑)、どう関わってくるのか、そこがポイントになってくると思います。
RUI:演出的な部分もレベルアップしているので、そこも楽しみにして来ていただけたらなと思います。今回、グッズで指輪のライトを出させていただくんですよ。それもまた、約束だよっていう意味で。
――そうなると、約束を果たしたよって報告する別の”約束の場所”もなければならないですね。さて、最後に、2023年はどんな年にしていきたいのか聞かせていただけますか?
YUNA:2023年は何か大きいものを残す年にしたいねってみんなで話しています。その大きなものは何なのかっていうと、いま具体的にこれだという答えはないんですけど、昨年いろいろなことを学ばせていただいたし、経験させていただいたので、それを生かして進化していきたいなって思っています。
RUI:昨年いろいろな分野で楽曲を出させていただいたので、今年はiScreamの無限の楽曲カテゴリをそのまま維持しつつ、もっとグレードアップしたものをお届けしたいと思います。iScreamにしかできないもの、同年代の女の子たちの中でずば抜けて光るものを磨いて、それを強みにして戦っていきたいですね。
HINATA:このツアーから始まるので、2023年、iScreamはこれを果たしたよ!って報告できる何かができたらいいですね。