三宅健「すべて預けて頑張りたい」劇団☆新感線のシェイクスピア『ミナト町純情オセロ』で主演


 いのうえは、「久しぶりにシェイクスピアのパロディというかオマージュもの。この2年半コロナ禍にあって、どちらかというと楽しいもの、歌って踊れてなんか明るいものを意識的にやろうと心がけてきた。ここらへんでがっつり芝居らしい芝居、セリフを中心とした芝居をやろうと、シェイクスピアの『オセロー』を基にした『港町純情オセロ』をやることになりました。久しぶりのセリフ中心の芝居で、がっつり芝居をやるということで気合も入っている」と、意気込む。

 12年ぶりの再演とはいえ、内容はずいぶんと変更があったよう。作の青木は「いのうえさんから、いろいろキャストを伺っていたら、橋本じゅんさんが演じたオセロが三宅さんになり、田中哲史さんのイアーゴーは高田聖子さんになる、と。再演というよりは書き換えだな、と思いました。いのうえさんから役者を見せたいという思いがひしと伝わってきたので、僕としては役者さんが生き生きと輝けるようにセリフに力を込めたいなとわりと細かく書き直した」と説明した。

 他出演に、三宅演じるオセロの部下に寺西拓人、モナに横恋慕する市議会議員に粟根まこと、オセロを追い込む先代組長の未亡人を高田聖子が演じる。

 東京公演は3月10~28日に東京建物 Brillia HALL、大阪公演は4月13日~5月1日までCOOL JAPAN PARK WW ホール。

 

三宅健、松井玲奈のつるつる肌に「どうやってお手入れしてるのかなって」

 劇中で愛し合う夫婦を演じる三宅と松井。初共演となる2人だが、稽古ではすでに息もあっている様子。

 それぞれの印象を聞かれ、松井は「(三宅は)目がすごいキラキラしてらっしゃって、目を見たり見つめ合うシーンがあるんですけど吸い込まれちゃいそうな気がしています。純真さのある視線が今回のバージョンのオセロにぴったり。モナがひかれる気持ちが分かるなと思いながらお芝居をしています」

 三宅は「愛し合っている仲なので距離が近いので……すごく肌が綺麗です。僕見ちゃうんですよ、女性の肌の質感を。どうやってお手入れしているのかなっていうぐらいつるつるです」。

 すると「いま震えました。稽古場にすっぴんでいけないなって……」と、松井。