詐欺容疑で逮捕されていたぱんちゃん璃奈が謝罪動画をアップ。投資詐欺をきっかけに1500万円以上の損失で善悪つかず
昨年12月5日に詐欺の疑いで兵庫県警垂水署に逮捕されていた格闘家のぱんちゃん璃奈(本名・岡本璃奈)が1月23日、自らのYouTubeチャンネルに謝罪動画をアップした。
動画内でぱんちゃんは逮捕の翌日には釈放されていたことを明かし、謝罪がこの日になったことについて「被害者に先に謝罪したかった」との理由を挙げた。その中で被害者3人のうちの1人については警察に相談しているものの謝罪にまだ時間がかかっていることも報告した。
今回の事件については「6月に那須川天心選手、武尊選手のサインと嘘をついて、ヤフーオークションに3点出品してしまった」と説明。
「6月に販売し、被害者の方に返金をせず、本当に申し訳ありません。以前からファンであると言っていた選手の名前を使ってご迷惑をおかけして申し訳ありません」などと謝罪の言葉を述べた。
動機については金銭的なひっ迫を挙げる声もあったのだが、これについてぱんちゃんは「私にお金がないということに関しては、スポンサー様やお仕事をくださっている企業様へご迷惑をかけてしまうので、理由について、動機についてお話させていただきます。いろいろな仕事があり十分なお金はありました」としたうえで、2021年3月に知人から投資の話を進められ、最初は断っていたものの「絶対に大丈夫。絶対に儲かる」という言葉に乗り300万円以上を入金するもそのサイトが飛び、お金は戻ってこず。知人の「戻ってくる」という言葉を信じて新たなサイトに再度、数百万円を入金もまた戻ってこずという事態に陥っていたことを説明。「詐欺と気づいたときにやめればよかったが、その時は損失を取り戻したいという思いから抜け出せず、いろいろなものに手を出してしまい、昨年6月の時点で1500万円以上の損失になってしまった」という。
ぱんちゃんはその間の昨年4月には左膝前十字靭帯断裂の大ケガを負い長期欠場を余儀なくされたのだが「1年以上リングに立てないといわれたことも重なり、善悪の判断がつかない状態になってしまった」などと当時の心境を明かした。
投資詐欺に遭ったことについては「その知人が悪いのではなく、あり得ない投資話を信じてしまった自分の知識のなさと心の弱さ」と語り「自分の失敗を全く関係のない格闘技ファンの方からお金をだまし取ったことについて深く反省しています。魔が差したと言ってくださる方もいますが、ただただ相手のことを考えることができなかった自分の傲慢さと道徳心の欠如。たくさんのファンがいてくださり、私のことを目指していると言ってくださった方がいたにもかかわらず、影響力のある立場でこのようなことをしたことは多くの方への裏切りと悪い影響を与えてしまい、申し訳ございません。善悪の判断ができなかった自分の言動を重く受け止め、二度とこのようなことがないように自分の心の弱さと向き合っていこうと思います」と続けた。
またぱんちゃんは昨年10月にデビュー以来所属していたジムを離れフリーとなっていたのだが「今回の件と当時所属していたジムとは一切関係はございません。練習中に大ケガをして、練習内容を見直した時に女子選手とスパーリングができることや実戦練習がたくさんできる環境に身を置きたいということを会長に相談し、話し合いの末、ジムを離れました」と今回の事件とフリーになった件は無関係であることを説明した。
今後については「自分の心と日々向き合い、家族、支えてくださる皆様の力を借りながら、二度とこのようなことは致しません。今後のことについては今の時点では未定ですが、何か決まりましたら皆様にご報告させていただきます」と語った。