〈インタビュー〉タイで武者修行中のPSYCHIC FEVER「達成感のあるセットリストできた」日本でのライブの熱狂を手に再びタイへ


「残りのタイでの時間もより濃くできると思う」

 新年を迎え、7人は再びタイに渡った。昨年末のサイアムミュージックフェスティバルと、大みそかに日本のファンから浴びた熱狂で得た自信を胸に、2023年をスタートする。

小波津志:チャレンジを重ねてきて、今回一時帰国する前に新しい自分たちを見つけることができたことで、残りのタイでの時間もより濃くできると思うんです。そこをより強く、各々のスタイルももっともっと強くしていけたらと思いますし、これまでにタイで学んだこと、タイ語、パフォーマンスの仕方や見せ方を、より濃いものにしたいです。

JIMMY:タイに行ったことで一番感じたのが、自分自身のチームでの役割なんです。自分は低い声でラップを担当しているんですけど、サイキックには5人のラッパーがいて、高音がいたり、龍臣のように早口ラップが上手かったり、いろんなタイプがいて。これまでやってきたなかで、自分が表現したい音楽性を全部まかなえるぐらい、みんな本当にスキルアップしました。サイキックって化学反応なんです。1人ひとりの力があってこそチームに還元できるし、他のみんなを助けることもできる。作品を作ろうという時に自分は何ができるか、そこを妥協せずに一生懸命やっていけたらと思っています。

半田龍臣:僕も少しずつグループの中での役割だったり、ここの部分だったら僕ができるといったような自分自身のことも分かってきました。だから今年はいろいろなことにチャレンジしたいと思っています。とりあえずやるじゃないですけど、いろいろなことにチャレンジして、それをサイキックに還元していきたい。

:僕ならそれはダンスになるな。ボーカル、ラップというのが僕らの強みとしてあるなかで、ダンスはLDHでありEXILE TRIBEとしての魂の表現の仕方。それを今まで以上にストレートにサイキックに導入していったらもっと僕らは強くなれるんじゃないかと思っています。それを今まで以上にしっかり考えていく、それが僕の役割なのかなって思います。

WEESA:そう言う意味では、僕はもっともっとたくさんの方に僕らを知ってもらうためにどうしたらいいかを考えてやっていきたいです。個人的にAメロを担当させていただくことが多いこともあって、どうしたらもっと聴きたいと思うか、聴き入ってしまうかといったところを追求していきたいです。歌もダンスも、いろんな面でスキルを磨いていきたい。一番は、もっともっとかっこいい人間になれるようにってこと、ですけどね。

渡邉廉:僕は個人的に、キャラというか、グループにおける自分の役割というか、すべきことを明確にしたい、かな。僕はラップを担当しているんですけど、ボーカルパートもやっていて……逆にラップをする機会がなくなっているような状態で。ラップ担当としてどうしていったらいいのか、いま自分の中で考えているところなんです。今年はそれを考えながら進んでいきたいと思っています。

:タイでの活動を通じて、いま個人個人が自分の役割をすごく考えているタイミングなんです。廉のパートの話とかね。悩みも大きくなるけど、それゆえにうれしいとか楽しいと感じることも大きくなってきています。僕らは結成してから、いい意味でデコボコとかいい意味でバラバラだって言われてきましたけど、今年は一体感がPSYCHIC FEVERの武器になる年にしたいです。みなさんに、タイから帰ってきてなんかPSYCHIC FEVERの一体感がすごいし、怖いんだけどって言われるような(笑)。

 6月には全国のZeppを巡る単独ツアー「PSYCHIC FEVER LIVE TOUR 2023 “P.C.F”」も控えている。

半田龍臣:ツアーもあるし、デビュー1周年にもなるので、PSYCHIC FEVERがよりたくさんの方に知ってもらえて、自分個人としてもレベルアップしていければいいよね。

中西椋雅:この1年はいろいろなインプットをしてきましたし、今年もスキルを磨くことは続けていきますが、アウトプットもしていきたい。結成してから今まで作り上げたものもより広めていけるような活動を具体的にやっていきたいですし、いろいろな人の心をつかめたら。

小波津志:1人でも多くの方々に僕たちのことを知っていただけるようにというこれまで掲げて来た目標は、今年も変わらない。より具体的に自分たちから盛り上げていくだとか、チャンスを掴んでいかないと行けない年だと思っています。

 その前に、2月5日には、タイでライブ「BALLISTIK BOYZ VS PSYCHIC FEVER THE SURVIVAL 2023 THAILAND」を開催する。

WEESA:このライブは、僕たち発信でライブをすることになるので、お客さんを集めなければいけないっていうのもありますし、僕たちのことをもっと知っていただきなきゃいけないので頑張っていきたいです。このライブをきっかけに僕らのこと知っていただける方もいらっしゃると思うので、そこは”仕留めていきたい”なと思います。

 少しだけ荒々しいフレーズに7人の燃える闘志を感じずにはいられない。2023年も、引き続き、PSYCHIC FEVERに注目だ。