渋谷のド真ん中、オアシス現る! 男女でレポする話題の「渋谷SAUNAS」〈サ活はデートになる〉
女性にもうれしいボタニカルなアメニティと、ヘルシーサ飯も充実
女性目線にはなるが、個人的に湯上がり体験もとてもよかった。なんと、スキンケアアメニティに「OSAJI」が採用されていて、クレンジングに化粧水、ジェルまで揃っている。
スーパー銭湯やサウナ施設にはスキンケア類が常設されている場合もあるが、それなりの美意識を持つ女性には物足りず、結局自前のものを持っていくことがほとんどだ。けれど、敏感肌でも使える日本製の「OSAJI」なら、安心して使うことができる。最近流行しだしたブランドでもあるので、トータルケアとして使えるのもうれしい。
それと意外と取り上げられていないのだが、ドライヤーが最高級だ。「レプロナイザー」は今や誰もが知る高級ドライヤーで、世代によるが値段は5〜10万円ほど。買うにはハードルの高いドライヤーだが、その使用感はまさにやみつき。
このドライヤーで乾かすだけで、なぜか髪がするんとした指通りになる。銭湯に行く時はドライヤーも持参することすらあるが、これならサウナで乾燥した髪にもかなり優しい。
アメニティ類に大満足して階下に降りると、すでにパートナーが待っていた。せっかく延長したので、サウナスこだわりの「サ飯」を食べながら、サウナ体験を語り合うことにした。
レストランメニューはヴィーガン対応のヘルシーメニューで、ミシュラン2つ星を16年連続で獲得し続けている精進料理店『醍醐』の4代目が監修。サウナ後はお腹が空きやすいが、ここで罪悪感の強いものを食べると、後々後悔する。おいしくヘルシーなサ飯が食べられるなら、下手に外に出るより満足感が高そうだ。
頼んだのはラーメンとカレー。どちらもサウナ後食べたくなる濃いめの料理だが、ヴィーガンメニューと言われると多少の罪悪感が晴れる。特にカレーが絶品で、甘くて辛いカレーに、彩りも食感もよい野菜たちがよく合う。
飲み物も一工夫されたものが多く悩んでしまったが、私たちは「クラフトラムコーク」と「黒糖バナナミルク」を注文。手作りコークはスパイシーで生感があったし、バナナミルクも優しい美味しさだ。飲み物もこだわりがあり、いつもの「オロポにビール一択」とは違う体験ができる。いつもはガブガブビールを飲んじゃうパートナーも、美味しい料理とカクテルで、おしゃれな夕食を楽しんでいた。
一度来れば、また次も来たくなる
食後にドーナツをつまみながら、互いの感想を語り合う。「LAMPI」側も温度計は置かれていないようで、いつもするサウナのセッティングトークにはならなかった。
だが「LAMPI」には「WOODS」にはないサウナがいくつかあり、特に「SOUND SAUNA」が最高だったそう。ウーハーから低音が流れるサウナらしい。その他、まさに寝ながらサウナに入れる「BED SAUNA」も気になった。男女で設定を変えているわけではないからこそ、熱め・冷ためでガツガツサウナを楽しむ派より、マイルド派の男性に向いていそうだ。
男性サウナは土日・夜帯は混み合っている時間も多そうだが、上手く平日を利用すればゆったり入れるタイミングもありそうだ。公式サイトに混雑情報が更新されるので、参考にしてから予約日を考えるのもいいかもしれない。
結局お互い「入らなかった方のサウナも気になるなあ!」という話になり、早急に男女逆設定の日にもう一度来ようと約束したのだった。
サウナスに来て、男用、女用という設定がなくてもサウナは楽しめるということを再認識した。かゆいところに手の届く心遣いの心地よさ、サウナへの熱いこだわり。まさに身も心も休まる、極上のサウナ体験だった。ぜひみなさん、最低でも2回訪れて、どちらのサウナが好みか確かめてみてほしい。
(取材と文・ミクニシオリ)