国宝「聖徳太子絵伝」が原寸大パネル、8K映像に!東京国立博物館「デジタル法隆寺宝物館」
国宝「聖徳太子絵伝」第1面、第2面の原寸大グラフィックパネル(複製)
人口絹に最新の印刷技術で印刷された高精細パネルに、50場面を超える聖徳太子のエピソードが描かれ、ごく間近に近寄って細部まで鑑賞することが可能に。さらに、同作品の高精細画像を大型8Kモニターに映し出すアプリケーション〈8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」〉を設置。作品を計28区画に分割して撮影し、合成して1面で18億画素の画像データを作成したもの。鑑賞者が操作することによって「聖徳太子絵伝」の場面がその場で拡大され、70インチ8Kモニターに表示される。たとえば第1面の右上に小さく描かれる11歳の頃、空中を飛行するなど特殊な能力を示したといわれる場面をタッチパネルで拡大して詳細な部分まで鑑賞できるというわけだ。