疑惑の裁定で王座獲得逃した重岡銀次朗が再始動。亀田興毅氏「再戦はIBFの返事待ち」
渡辺均会長、亀田興毅氏とともに会見に臨む重岡
亀田氏としては3150FIGHTの東京進出第1弾大会となる「3150FIGHT vol.5」(4月16日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)での再戦を実現させたいところだが、今はIBFの結論を待つしかない状況だ。
また所属するワタナベボクシングジムの渡辺均会長は「コロナでチャンスは延びたが、銀次朗がデビューした時から世界を獲る選手だと思っていた。あの試合は残念な結果になったが、強いということが私も確認できたし、皆さんからも“銀次朗はすごいな”という評価を得たと思う。それが次のチャンスの力になると思う。もっと大きな選手になれるように指導していきたい」などと語った。
重岡は会見では「1カ月経つが毎日思い出す。毎日思い出して、最初はいらついていたが、その後に徐々に悔しさも出てきて“もっとこうできたのでは”とかボクシングで自分にできることがあったのではという反省も、3Rだけだがあったりした。でも気持ちは切り替えられているので、次の試合までにもっと進化するためにどうすればいいかということを考えながら生活していた」などと悔しさを滲ませながらも前向きな姿勢を見せた。