木村拓哉 なかなか「好きと言わない」信長と濃姫にやきもき?「だからこそ大切な人と見てほしい」

 

 公開中の映画『レジェンド&バタフライ』の大ヒット御礼舞台挨拶が5日、都内にて行われ、主演・木村拓哉と共演の伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督が登壇。木村拓哉が名台詞のシーンに込めた思いを語った。

『レジェンド&バタフライ』は、信長役に木村拓哉、濃姫役に綾瀬はるかを迎え、脚本・古沢良太、監督・大友啓史のタッグで信長と濃姫の知られざる物語を描く、東映70周年記念の超大作。

 1月27日に公開し9日間で興行収入約10億円突破という大ヒットに一同感激。周囲からの反響も大きいと明かした。

 木村はSNSや公式サイトの投稿キャンペーンもチェックしているようで、「必ず僕も1日に2、3度(「天下布武キャンペーン」の)日本地図を眺めるのが日課になっているんですけど、赤く染まった地区を拝見すると本当にうれしくなります」と感謝の笑顔を見せた。

 木村に、改めて伝えたいことはと聞かれた、福富平太郎貞家役の伊藤英明は、映画公開前夜に岐阜城で木村と過ごした時間を振り返り「木村さんが岐阜の街を見て目頭を熱くされながら、彼らには生きていてもらいたかったなとおっしゃっていて。そのとき僕もちょっと泣きそうで木村さんの顔を見れなかった」と感動の面持ち。濃姫の侍女・各務野役の中谷も「信長の孤独と木村拓哉さんの大スターとしての孤独が重なった」と、信長を演じきった木村をたたえた。

 この日、不在の濃姫役・綾瀬はるかについて聞かれると、25年前のドラマで濃姫役として信長役の木村と共演した中谷は「かわいくてかわいくて。笑顔の裏ですごい努力を重ねているんです、わが姫は」と胸を張りつつ、父の訃報を聞いて自決しようとした濃姫を信長が「おぬしの役目はわしの妻じゃ」と伝えた名シーンを振り返り「お2人の間柄がぐっと近づいた。素晴らしかったですよね」と絶賛。

 さらに中谷は「その後も、好きって言えばいいのに、言わないんですこの人たち(笑)。殿、いかがでしたか?」と木村に水を向けると、木村も苦笑しつつ「ね。つくづくそう思う」と同意。

 木村は「だからこそ大切な人と見てほしいという思いがある。そのとき思っている感情、愛情だけでなくすべてひっくるめて、言えるときにしっかり伝えることの豊かさは僕も感じました」と、濃姫の短刀を取り上げた後の木村のアドリブ演技を明かしながら、信長と濃姫に思いをはせていた。

 

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