クロちゃん「“人のせいにする”はポジティブイメージになる」自著発売でイベント 重版も決定 新恋人とは「本当に付きあってます」

 日頃から息を吐くように嘘をつき、ツイートするたびに炎上状態のクロちゃんが自身のメンタル管理や、クロちゃんなりの自己防衛策を綴った本。

「SNSを使わないということが今はナンセンス。RPGゲームでいうレベル1の人がいきなりそこに飛び込んで自分の好き勝手やろうと思うと、いろんな人にやられちゃうと思う。失敗しないように、これを見て一回深呼吸してもらって挑んでもらったら。一生残るデジタルタトゥーにならないようにやってほしい」と、クロちゃん。

 ガラスのハートの持ち主だからこそ書けた。

「だからこそ自分がダメージ食らわないように、対処法を一番知ってるんじゃないかなと思うんです。ちっちゃい頃はもっと声が高かったですし、こうだと思ったことは人に何を言われようがやる子で、いろいろ言われて悔しくて泣いていました。お化けも怖いし、高いところも嫌いだし、偏食だし、ちょっと友達に言われただけで泣いていまいた。その全部を受け止めていたら多分僕はダメになってしまうと思って、このままだとつぶれてしまうと思って、人のせいにしました。先生が教え方が下手なんだから予習復習ちょっとしてあげて、そして勉強して、テストでいい点を取ってあげようと思ったら勉強するのも嫌じゃなくなった。中途半端じゃなく本当に人のせいすることによって自分がやる気になるのが簡単になったし、落ち込まなくなった。それを実践してっていう感じです」

 クロちゃんはまた、「しっかりパーフェクトに人のせいにするとこが大事」だとしたうえで、「親とか学校とかで人のせいにしてはいけないとか教えられたじゃないですか? 勝手なこと言うなって思っています。マイナスイメージじゃなくて、今後、人のせいにするっていう言葉はポジティブイメージになると思います。これを読んでもらったらしっかりわかると思います」

 執筆作業について聞かれると、「作り始めてから、読んでいる人にプラスになるビジネス書みたいにしたいと言われたから結構大変でした」と、クロちゃん。

「ストレス社会で SNSで問題を起こしたりとか色々あったりもするじゃないですか? 上司とかに結構言われて落ち込んで立ち直れないとか、友人関係で学校にも行きたくないと思ったりしてる中高生とか、子どもが言うこと聞かなかったりして余裕がなくなってる親御さんとか。そういう人たちに見てもらって、ちょっとでもね危険回避になれば、と。SNSとかで危険な目に会ったときに、こうすればいいよとか、普段でも落ち込まないようにどうすればいいのかなってのを分かってほしいなと思って、結構真面目に書きました。いろんな人に見てほしいんですけど、正直一番見てほしいのはギャル。ギャルが落ち込んでいるのがいちばんいやなので。みちょぱが結婚する前にこれを見てたら俺のこと見直してたと思う」と、話した。


 先月25日に発売。目標は「96万部」とのこと。「結構、読まれているんでここからじゃないかなと思います」というクロちゃんに、目標に届かなかったらいかなかったら出版社のせい?とツッコミが入ると、「そうですね。日本中から嫌われているとか、帯のところも、いたずらですからね。これは絶対(俺は)悪くないです。俺は必要以上にしっかり書いてますんで」。

 取材の終わりには、重版決定も明らかに。手渡されたものは、使用済みのコピー用紙の裏にマジックで「重版決定!」と書かれたもので、クロちゃんはうれしいもののちょっと不服そうだった。