“胸毛ニキ”八須拳太郎が内に秘めた夢、かつての師匠・日高郁人との対戦を勝ち取る【P.P.P.TOKYO】

「もっと気持ちが見たいんだよ」とスクワットを始めた日高に続いて八須もスクワット(撮影・蔦野裕)

 これを聞いたマジックミラー号マスクが「分かった。お前の望み、かなえてやろう」と言うと日高が登場。日高は「俺は君の夢をかなえるために来たけど、思い出作りじゃないんだよ。なあ、俺に勝ちたいんだろう? 俺を倒したいために呼んだんじゃないの? だったらさ、もっと気持ちが見たいんだよ。俺は今年50になったけど今でも毎日鍛えているよ」といきなりリング上でスクワット。八須も声を出し気合を入れながら続くと、日高は「その気持ちが見たいんじゃないかよ! よし! やろう」と八須の願いを受け入れ、5月16日に行われる団体初の後楽園大会でのシングルマッチが決まった。

 最後にもう一度マイクを握った八須は「5月16日、日高郁人選手との試合が決まりました。僕のプロレス人生を、12年間の思いをかけて戦います」と意気込みを見せた。

 八須はバックステージで「12年前にコーチとしていろいろなご指導をしていただいたんですが、あの時はまだまだ未熟ですぐに夜逃げしてしまった。12年間の時を経て僕の成長した姿を日高選手に見せていけたらと思っています」とも語った。

 日高は「当時から体力はすごかった。残念ながらあの時はプロレスラーをあきらめた。僕も入門こそしていないが、一度あきらめたことはあった。そういう男が夢をつかんだ。ただリング上でも言ったが、そういうエモい気持ちで、ただ思い出作りで対戦してもしようがないと思っていた。彼は若いし、プロレス界で名を挙げていかないといけない人間なので、どうせやるなら俺を倒すつもりでやらないと意味がない。そういう強い気持ちで戦おうという、1対1の男の勝負。彼の夢も全部背負った上で俺は倒しに行く」と決意を見せた。

SOD×P.P.P.TOKYO「Love&Party2023~愛と恍惚の遊宴」(2月7日、東京・新宿FACE)
◆第1試合 Invisible Shining Party~タッグマッチ~ 20分1本勝負(ノータッチルール)
○竹田光珠&頓所隼(6分53秒、片エビ固め)仲川翔大●&ガイア・ホックス
※ハリケーンドライバー

◆第2試合 Faith to Faith~いざゆかん、エートスの彼方へ~スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負
○朱崇花&真琴(13分12秒、片エビ固め)世羅りさ&エチカ・ミヤビ●
※ムーンサルトプレス

◆第3試合 SOFT ON DEMAND presents 男の夢、叶えます イケマッチョシングルマッチ 20分1本勝負
○八須拳太郎(7分32秒、フランケンシュタイナー)マジックミラー号マスク●

◆第4試合 Preserved Roses~愛しき君へ~スペシャル6人タッグマッチ(オーバーザトップロープルール採用・イリミネーションマッチ)60分
○ちゃんよた&山下りな&小橋マリカ(19分12秒、片エビ固め)夏すみれ●&雪妃真矢&安納サオリ
※ラ・マヒストラルを切り返す。ちゃんよたの1人残り。
〈退場順〉
○夏すみれ(8分29秒、エビ固め)山下りな●
●雪妃真矢(11分14秒、オーバーザトップロープ)
○安納サオリ(14分31秒、ポテリング)小橋マリカ●
●安納サオリ(15分37秒、オーバーザトップロープ)

◆メインイベント(第5試合)EXTREME BULLET PARTY~狂乱の遊宴~サドンデストリプルトルネード3wayマッチ 60分
三富兜翔&土肥こうじ&熊嵐 vs ●大谷譲二&大門寺崇&吉田綾斗 vs 田村ハヤト○&チェック島谷&KAZMA SAKAMOTO
〈退場順〉
田村ハヤト&○チェック島谷&KAZMA SAKAMOTO(19分15秒、逆打ち)三富兜翔&土肥こうじ&熊嵐●
○田村ハヤト&チェック島谷&KAZMA SAKAMOTO(30分29秒、エビ固め)大谷譲二●&大門寺崇&吉田綾斗
※ジャックハマー
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