ファッションデザイナー、ゴルチエが自身の半生描く新しいミュージカルが日本上陸 篠原ともえ「刺激もらう」


『ファッション・フリーク・ショー』は、ファッション、音楽、そしてダンスで構成する“ランウェイミュージカル”。ゴルチエの子ども時代から始まり、ファッションデザイナーとしてデビューを果たし、さまざまな功績や名声を得ていった背景や、その中での出会いや別れ、苦悩や幸せなどを、レビューやサーカス、ファッションショーなどを交えて描く。

 演出・デザインはゴルチエ本人が担当。劇中には、パリコレも飾ったゴルチエによる200着を超えるオートクチュール、本作のために書き下ろした新作も登場。また、デヴィッド・ボウイやナイル・ロジャースなどのきらびやかな音楽、マドンナなどの振付師マリオン・モーティンが手がけたダンス、そして水原希子を筆頭に豪華なゲストがランウェイに登場するなど見どころもふんだん。

 森は「きらびやかで豪華な今までにないようなエンターテイメント」としたうえで、「(ゴルチエの)ファッションが200点も見れたりして、本当にファッションエンターテイメント。絶対に見た方がいいよね」

 ピコ太郎は「使っている音楽が懐かしめのナイル・ロジャースやマドンナさんだったり。時代とか男女も国も全無視した世界観のどーんとしたファッションが出てきて、ダンスもどこでリズムを合わせてるんだろう?っていうダンスがあったりして。(観劇中の)自分の喜怒哀楽(の変化が)楽しいですね」

 篠原は、「豪華絢爛とはこのこと。ゴルチエという一流のデザイナーの引力みたいなものに引き寄せられて、世界各国から超一流のエンターテイナーが集まっていると思います。コロナでエンターテイメントを見ることをちょっとお休みしていた方々もすごく多いと思うので、舞台を見て、元気な力を皆さんもキャッチしていただきたい」と、アピールした。


 ゴルチエは、日本公演の決定に合わせて、「作品に込めた喜びを通して、多くの方々に私の世界を見ていただきたい」としたうえで、「何よりも、全ての人、誰もが美しいということ、フリークはシック、変わっていることは素敵なこと、そして自分らしくいることが大切だということを伝えたい」とコメントを寄せている。

 本作は2022年7月にロンドンで開幕し、フランスでも上演。ヨーロッパでは30万人が熱狂した。日本公演はワールドツアーの一環として行われるもので、東京(5月19日~6月4日、東急シアターオーブ)と大阪(6月7~11日、フェスティバルホール)で公演がある。