「国際園芸博覧会」1500日前!隈研吾氏、蜷川実花氏ら推進メンバーと公式ロゴ発表

「GREEN×EXPO ラボ」マスターアーキテクトに就任した建築家の隈研吾氏

 また、正式略称は「GREEN×EXPO 2027」に決定し、推進体制「GREEN×EXPO ラボ」メンバーとしてチェアパーソンに造園家の涌井史郎氏、マスターアーキテクトに建築家の隈研吾氏、クリエーターに写真家・映画監督の蜷川実花氏らが就任したことが発表された。

 涌井氏は「半径6400キロメートルの地球の中で、生命活動が可能な空間はわずか3キロメートル。このバイオスフィア生命圏を維持できるかどうかに持続的な未来が掛かっている。バイオマス(生物資源の量)の80パーセント以上が植物で、植物なくして我々の生存は保証できない」と切り出し「2027年、世界から “日本はなんて自然と共生する知恵を持っているんだ” と言われるようなひとつのショーケースとして、日本が堂々と未来へ向かって進んでいける博覧会を作り上げたい」と抱負を述べた。

 横浜市出身の隈氏は「横浜は先端をいく大都市でありながらも緑豊かで川が流れ、(会場の)上瀬谷は横浜を象徴するような美しい場所。そこにこれから “人類が緑によってもう一度世界をよみがえらせる” 、そういう夢を語れる場所ができたらと思っています」、蜷川氏は「37年ぶりに日本で開催される園芸博に、クリエーターという立場で呼んでいただけてとても光栄に思っています。植物の美しさや大切さ、かけがえのなさと人と共に生きる美しい世界をこの園芸博で表現していけたら」とそれぞれ思いを語った。