渋谷・桜丘の再開発、新施設名は「渋谷サクラステージ」オフィス過剰「2023年問題」は?

「Shibuya Sakura Stage」の模型と東急不動産の岡田正志社長

 SHIBUYAタワー・セントラルビル・SAKURAタワーに3つのオフィス棟、その低層部に商業施設、SAKURAタワー16~30階に住宅「ブランズ渋谷桜丘」、6~16階に国際競争力を強化する都市機能としてサービスアパートメント「ハイアット ハウス 東京 渋谷」、5階に子育て支援施設「CTIS Kindergarten, Shibuya」、38階に起業支援施設としてカンファレンス空間、7階に会員制シェアオフィス「Business-Airport」、SHIBUYAタワー7階に株式会社メディヴァを中心に運営する国際医療施設を完備する。

 大規模再開発プロジェクトのラッシュでオフィス過剰となる「2023年問題」が浮上しているが、岡田社長は「もちろん開業時には満室を目指している。現在のところは6割くらいが確定しているが、まち開き(全面開業)までまだ1年半あるので十分満室に近い状況まで持っていけると確信している。渋谷の特色としてITやコンテンツ産業の企業が多いが、今回のテナントについてもほぼ同じ傾向。IT・コンテンツ系で全体の80パーセントを占めている」と強気の姿勢を見せた。