K-1とRISEが3月のビッグマッチで3試合ずつ対抗戦。K’FESTA.6で玖村将史vs鈴木真彦、ELDORADOで白鳥大珠vs佐々木大蔵

RISEの伊藤隆代表

今後も対抗戦はあるのか?「THE MATCH」第2弾は?

 今後の展開については伊藤氏は会見では「3月の対抗戦でのファンや選手の盛り上がり次第では早ければ来年かもしれないし、数年後かもしれない」などと「THE MATCH」の第2弾の開催についても視野に入れた。囲み取材では現在、世界でも日本でもMMAの盛り上がりが目立つ中での「立ち技格闘技の逆襲」という目標を掲げ「こういう力を合わせることでキックボクシングの素晴らしさを見せることもできるし、選手の力も上がってくる。そういう選手たちを世界と戦わせるというのが僕の夢」と「THE MATCH 2」開催の意義を説明。「THE MATCHは日本人同士でやった。(次は)世界vs日本でもいいと思う。外国人vs日本人でもいいし、選抜戦でもいい。それは3月の動きを見てから。今後も話し合いはしていくが一番大切なのは大会にどれだけ熱が生まれるか」などと語った。

 中村氏は囲み取材では「この後の展開については僕は何も考えていない。もともとTHE MATCHの時にも、いずれこういうことをやるとか、3月にやりましょうという話はなかった。あの時はあの時限りで中立なリングで試合をした。そこが一つのストーリーだった。あれが終わってからいろいろなタイミングがあり、3月に同じタイミングでビッグイベントがあったりという中で決まったもの。今回の対抗戦がどういう結果になるのか、内容も含めて何が生まれるのかを見たい。そこでこの後の展開が見えてくると思う。今は何も考えていない」などと語った。

 両者に若干の温度差はあるものの「今回の対抗戦を見てから」という考え方については奇しくも一致。3月に行われる対抗戦6試合は試合自体はもちろん、今後、両団体の対抗戦が続いていくのか?「THE MATCH」の第2弾があるのか?といったことも含め注目を集めることとなる。また両大会の模様はABEMAで全試合無料生中継される。

〈2月10日発表のカード〉
「K-1 WORLD GP 2023 JAPAN ~K’FESTA.6~」(3月12日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)
◆K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)vs 鈴木真彦(山口道場)

◆K-1フェザー級/3分3R・延長1R
斗麗(WIZARDキックボクシングジム)vs 安本晴翔(橋本道場)

◆K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
寧仁太・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス)vs 實方拓海(日本/TSK japan)

「RISE ELDORADO 2023」(3月26日、東京・有明アリーナ)
◆Super Fight!スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
白鳥大珠(TEAM TEPPEN)vs 佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

◆Super Fight!フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
門口佳佑(EX ARES)vs 新美貴士(名古屋JKファクトリー)

◆-90kg契約 3分3R延長1R
南原健太(極真会館)vs 愛鷹 亮(力道場静岡)
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