プロ無敗の山田虎矢太が植山征紀を破り憧れのベルトを獲得「自分にしか似合わないベルトになるように頑張る」【SB】

顔面を朱に染め山田に襲い掛かる植山(撮影・三田春樹)

 5R、圧をかける植山のパンチが山田の顔面を襲う。距離が詰まり組み付くと植山は投げを狙うが山田がこらえる。なおも圧をかける植山に山田は足を使ってかわして左ジャブ。植山は出血がひどくなるが、なおも追って左右のパンチを当てていく。山田はパンチを受けながらもカウンターの左フックを打ち抜く。まともに食らった植山が真後ろにダウン。立ち上がろうと顔を上げる植山だったが、そこまで。立ち上がれず、山田のKO勝ちとなった。植山は担架で退場した。

 悲願のベルト奪取に歓喜の山田は試合後のマイクで「SB日本スーパーバンタム級王者の山田虎矢太です。まず、対戦してくれた王者・植山選手、本当にありがとうございます。僕がプロデビューする前から王者としてこのベルトを保持していて、他団体でも活躍して、そんな強い王者に挑戦できたことを心から感謝しています。そして、SBを始めた時から彪太朗と2人でプロの試合を見にいくようになって、プロのリングで活躍する選手たち、そしてその中でも王者という存在が本当に輝いていて。ここまでやってこれたのもシーザー会長をはじめ、応援してくださる皆さん、そしてサポートしてくださる皆さんのお陰です。本当にありがとうございます。このベルトはずっと憧れていたベルトなので、まだ実感がわかないというか、似合っているかどうか分からないんですが、このチャンピオンベルトは僕にしか似合わないと言わせるような、そんな強い選手になれるようにこれからも頑張っていきます」と挨拶した。